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東京科学大学の受験ガイド|入試方式・倍率・対策を元塾講師が解説

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kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
指導歴10年超。早稲田アカデミーから慶應義塾高等学校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在は大学受験を含む幅広い受験生を指導しています。

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公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:東京科学大学の受験は、理工学系なら「共通テストで第1段階選抜を通過し、数学300点・理科300点・英語150点の二次750点で勝負する」試験です。医歯学系はまったく別の配点・面接を課す試験なので、まずどちらの系統を受けるかで準備の中身が大きく変わります。

「東工大と医科歯科大が統合して、入試はどうなったの?」「学院ごとに倍率が違うけれど、どこを選べばいいの?」と迷っている受験生・保護者の方も多いのではないでしょうか。

📋 この記事で解決できる疑問

  • 東京科学大学の入試は理工学系と医歯学系で何が違うのか
  • 一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜(女子枠含む)の仕組み
  • 2026年度の学院別倍率と、その数字の正しい読み方
  • 二次750点の配点から逆算した科目ごとの力の入れ方
  • 後期日程がないことなど、受験前に知るべき注意点

読み終えるころには、自分がどの方式で、いつまでに何を仕上げればよいかの見通しが立つはずです。

📝 本記事の情報について

私自身は東京科学大学(旧東京工業大学・旧東京医科歯科大学)を受験・在籍した経験はありません。入試制度や数値は、大学公式サイトの2027年度入試情報と大手予備校が公表する2026年度入試データの調査に基づき、そこに大学受験生を指導してきた立場からの考察を加えています。特定の塾・予備校との利益相反はありません。

  1. 東京科学大学の受験の全体像
    1. 東京科学大学とは?旧東工大と旧医科歯科大の統合校
    2. 理工学系と医歯学系で入試はまったく別物
    3. 2027年度入試の主な日程
  2. 入試方式の違いと選び方
    1. 理工学系の一般選抜は「共通テストで足切り、二次で勝負」
    2. 総合型選抜・学校推薦型選抜と女子枠の仕組み
    3. 医歯学系の一般選抜は共通テストと面接も合否に影響
    4. どの方式が向いているかの判断基準
  3. 東京科学大学の倍率と難易度をデータで確認
    1. 2026年度 理工学系の学院別倍率
    2. 2026年度 医歯学系の倍率
  4. 合格に向けた対策と学習スケジュール
    1. 二次750点の配点構造から逆算する科目配分
    2. 共通テストは「足切り突破」が目標でも油断は禁物
    3. 学年別の学習スケジュールの目安
  5. 東京科学大学を受験する前の注意点
    1. 理工学系は後期日程がなく併願計画が重要
    2. 学院単位の募集で、入学後に専門分野を選ぶ
    3. 東京科学大学の受験が向いていない人の特徴
  6. 東京科学大学の受験に関するよくある質問
    1. 東京科学大学の理工学系で、共通テストの点数は合否に関係しますか?
    2. 東京科学大学の理工学系に後期日程はありますか?
    3. 東京科学大学の女子枠は何人ですか?
    4. 東京科学大学は学院によって難易度が違いますか?
    5. 東京科学大学の医学科は共通テストと二次試験のどちらが重要ですか?
    6. 塾や予備校に通わずに東京科学大学に合格できますか?
  7. 東京科学大学合格に向けて今日からできること
    1. まず取り組みたい3つのステップ
    2. 塾・映像授業・家庭教師の使い分け
  8. まとめ:東京科学大学の受験は配点の理解から始めよう

東京科学大学の受験の全体像

📌 この章のポイント

「東京科学大学」と聞いて、旧東工大の入試をイメージする方は多いと思います。実際には理工学系と医歯学系の2つの入試が同じ大学名の下に並んでいる状態です。まずは大学の成り立ちと、2027年度入試の日程を確認しましょう。

東京科学大学とは?旧東工大と旧医科歯科大の統合校

🔍 東京科学大学とは

東京科学大学(Institute of Science Tokyo)は、2024年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して誕生した国立大学です。学部段階では、旧東工大の流れをくむ理工学系の6学院(理学院・工学院・物質理工学院・情報理工学院・生命理工学院・環境・社会理工学院)と、旧医科歯科大の流れをくむ医学部・歯学部で構成されています。

理工学系と医歯学系で入試はまったく別物

⚖️ 系統別の入試の違い(2027年度一般選抜)

項目理工学系(6学院)医歯学系(医・歯)
共通テスト第1段階選抜のみに利用(最終合否は0点扱い)合否判定に加算(学科ごとに換算)
個別試験数学・英語・物理・化学の計750点学科により数学・英語・理科・小論文・面接
面接なしあり(全学科)
後期日程なし(2026年度実績)医学科・歯学科・検査技術学専攻で実施

出典:東京科学大学 学生募集要項、ベネッセ マナビジョン 東京科学大学 一般選抜(2026年10月24日参照)

💡 元塾講師の視点

同じ大学名でも、理工学系と医歯学系では「求められる力の形」がまるで違います。理工学系は共通テストを通過点と割り切り、二次の記述力に時間を集中させる設計。医歯学系は共通テストも面接も加点されるため、全科目で穴をつくらないバランス型の準備が必要です。志望校を「東京科学大学」とひとくくりにせず、受ける系統の配点から逆算することが最初の一歩だと考えます。

科目ごとの配点の細かい内訳は、東京科学大学の受験科目と配点の解説で学院・学科別に整理しています。

2027年度入試の主な日程

📊 理工学系 一般選抜(前期日程)のスケジュール

項目日程
大学入学共通テスト2027年1月16日(土)・17日(日)
出願期間2027年1月25日(月)〜2月3日(水)17時必着(Web出願)
第1段階選抜の発表2027年2月9日(火)12時頃(実施する場合)
個別学力検査2027年2月25日(木)・26日(金)
合格者発表2027年3月9日(火)12時頃
入学手続締切2027年3月15日(月)15時必着

出典:東京科学大学 2027年度学生募集要項に基づき作成(2026年10月24日参照)。個別学力検査の会場は大岡山キャンパス、総合型選抜の個別テストは2027年2月7日(日)です。日程は変更の可能性があるため、出願前に公式の入試日程も確認してください。

入試方式の違いと選び方

📌 この章のポイント

東京科学大学には一般選抜のほか、総合型選抜・学校推薦型選抜があり、理工学系では女子枠も設けられています。それぞれの仕組みを押さえたうえで、自分に合う方式を考えていきましょう。

理工学系の一般選抜は「共通テストで足切り、二次で勝負」

🔍 理工学系 一般選抜(前期日程)の仕組み

  • 募集人員:6学院合計813人(理128・工261・物質理工133・情報理工106・生命理工105・環境・社会理工80)
  • 共通テスト:6教科8科目を課し、第1段階選抜にのみ利用。志願者数が多い場合に実施されます(実施基準は学生募集要項で確認してください)。2026年度は志願者3,195人に対し受験者は2,663人でした
  • 個別学力検査:数学300点(180分)・英語150点(90分)・物理150点(120分)・化学150点(120分)の計750点。1科目でも欠席すると不合格

出典:東京科学大学 学生募集要項(2027年度)

総合型選抜・学校推薦型選抜と女子枠の仕組み

📋 2027年度 総合型・学校推薦型の募集人員

学院方式一般枠女子枠
理学院総合型8人15人
工学院総合型17人70人
物質理工学院総合型20人25人
情報理工学院総合型6人20人
生命理工学院総合型/学校推薦型15人/15人なし/15人
環境・社会理工学院総合型20人9人

女子枠は合計154人です。総合型選抜は共通テストと出願書類による第1段階選抜のあと個別テストを行い、学校推薦型選抜(生命理工学院)は個別テストが免除され、共通テスト1000点と書類で総合評価されます。どちらも共通テストの受験が必須です。

出典:東京科学大学 総合型選抜、同 学校推薦型選抜(2026年10月24日参照)

💬 女子枠の数字から見えること

2026年度の理工学系一般選抜(前期)では、合格者860人のうち女子は74人でした。これに対して2027年度の女子枠は154人。女子受験生にとっては、一般選抜より総合型・推薦のほうが「席の数」そのものは多いという構図になっています。

ただし、総合型でも共通テストによる第1段階選抜と個別テストがあり、「書類だけで入れる入試」ではありません。私は、女子の受験生には一般選抜の準備を軸にしたまま、総合型・推薦を「もう一つの入口」として並行して検討することをすすめます。推薦・総合型の全体像は大学受験の推薦の種類の解説も参考になります。

医歯学系の一般選抜は共通テストと面接も合否に影響

🔍 医歯学系 一般選抜(2027年度)の配点例

学科(日程)共通テスト個別試験
医学科(前期)180点360点(数学・英語・理科各120)+面接
医学科(後期)500点200点(小論文100・面接100)
歯学科(前期)180点360点(数学・英語・理科各120)+面接
看護学専攻(前期)560点300点(英語120・小論文180)+面接

出典:ベネッセ マナビジョン 東京科学大学 一般選抜(2026年10月24日参照)。面接の配点・評価方法は学生募集要項で確認してください。

💡 同じ医学部でも配点の重心は正反対

上の表を合計点に対する比率に直すと、医学科前期は共通テストが540点中180点で約33%なのに対し、看護学専攻前期は860点中560点で約65%です。同じ医学部の前期日程でも、医学科は二次重視、看護学専攻は共通テスト重視という正反対の設計になっています。

医歯学系を志望する場合は、学部名ではなく学科・専攻単位で配点の重心を確かめ、共通テストと二次のどちらに時間を寄せるかを決めることをおすすめします。

どの方式が向いているかの判断基準

🧭 方式選びの目安

  • 一般選抜(理工):数学と物理・化学の記述で得点を積み上げられる人。共通テストより二次の記述に強い人ほど有利な設計です
  • 総合型選抜:志望学院で学びたいことを言語化でき、活動実績や志望理由を書類にまとめられる人
  • 学校推薦型(生命理工):高校から推薦を受けられ、共通テストで全教科をそろえて高得点を狙える人
  • 医歯学系:共通テスト・二次・面接の全てで安定して得点でき、医療職への志望動機を語れる人

東京科学大学の倍率と難易度をデータで確認

📌 この章のポイント

「どの学院がいちばん入りやすいのか」は、保護者の方からもよく聞かれる質問です。2026年度入試の実データを見ながら、倍率の数字をどう読めばよいかを整理します。

2026年度 理工学系の学院別倍率

📊 2026年度 理工学系 一般選抜(前期)の実質倍率

2026年度 東京科学大学 理工学系 学院別実質倍率 学院別 実質倍率(受験者数÷合格者数) 情報理工理工環境・社会理工物質理工生命理工全体 全体平均3.1倍 4.4倍(受験495/合格112) 3.9倍(514/132) 3.5倍(933/270) 3.1倍(278/91) 2.0倍(277/137) 1.4倍(166/118) 3.1倍(2,663/860)

出典:代々木ゼミナール 東京科学大学 一般選抜の入試状況(2026年度)をもとに筆者作成(2026年10月24日参照)

💡 倍率の数字をうのみにしない理由

グラフだけを見ると「生命理工学院なら1.4倍で入りやすい」と感じるかもしれません。しかし私は、この数字をそのまま「易しさ」と読むのは危険だと考えています。理由は3つです。

  • 問題と配点は全学院共通:学院が違っても同じ750点の試験を受けるため、合格に必要な力の水準は大きくは変わりません
  • 数字は第1段階選抜後のもの:たとえば理工学系全体では志願者3,195人に対し受験者は2,663人。共通テストの段階ですでに絞られた集団の中での倍率です
  • 別枠の存在:生命理工学院は学校推薦型・総合型で計45人を別に募集しており、一般選抜を受ける層の構成も他学院と同じとは限りません

倍率は「学院選びの参考材料のひとつ」にとどめ、入学後に何を学びたいかを優先して学院を選ぶほうが、合格後の満足度も高くなると私は感じています。偏差値の読み方は河合塾の理系偏差値の見方でも解説しています。

2026年度 医歯学系の倍率

📊 2026年度 医歯学系 一般選抜の主な倍率

学科(日程)募集志願倍率実質倍率
医学科(前期)69人3.6倍3.0倍
医学科(後期)10人14.0倍2.6倍
歯学科(前期)33人3.9倍3.1倍
歯学科(後期)10人13.3倍1.7倍
看護学専攻(前期)35人1.6倍1.4倍

後期日程は志願倍率が10倍を超えますが、受験者数は医学科で140人から31人へと大きく減っています。第1段階選抜や前期合格者の欠席で、実際の競争は数字ほど激しくない場合があることがわかります。

出典:代々木ゼミナール 東京科学大学 一般選抜の入試状況(2026年度)(2026年10月24日参照)

合格に向けた対策と学習スケジュール

📌 この章のポイント

配点表は「どこに時間をかけるべきか」を教えてくれる設計図です。ここでは理工学系の一般選抜を中心に、配点の構造から逆算した対策を考えます。

二次750点の配点構造から逆算する科目配分

✏️ 配点比率から考える学習時間の配分

理工学系の二次試験は、数学300点(40%)・物理150点(20%)・化学150点(20%)・英語150点(20%)です。数学と理科だけで750点中600点、つまり8割を占めます。

私が大学受験生の学習計画を立てるときは、配点比率をそのまま学習時間の目安にすることから始めます。この比率なら、二次対策の時間の4割を数学、4割を物理・化学に充て、英語は2割で「失点しない水準」を保つ、という配分が出発点になります。

試験時間あたりで見ると、また違う姿が見えてきます。1分あたりの配点は数学と英語がともに約1.67点、物理と化学は約1.25点です。英語は試験時間こそ90分と最も短いものの、1分あたりの重みは数学と同じです。私は、英語を「短時間で確実に点を拾う科目」として仕上げておくことが、数理の失点を補う保険になると考えています。

ただし英語の150点は物理や化学1科目と同じ重みです。英語が苦手なまま放置すると、数理で稼いだ点を英語で失う形になりかねません。物理の伸ばし方は物理の勉強法の解説で時期別にまとめています。

共通テストは「足切り突破」が目標でも油断は禁物

💬 共通テストを軽く見るリスク

理工学系では共通テストの点数が最終合否に入らないため、「足切りさえ超えればいい」と考える受験生は少なくありません。考え方としては正しいのですが、私はこの割り切りが国語や地歴公民、情報の準備を後回しにしすぎる原因になりやすいと感じています。

第1段階選抜のラインは年度ごとの志願者数で変わり、事前には確定しません。また、併願する私立大学で共通テスト利用方式を使う場合は、共通テストの得点がそのまま合否に直結します。「東京科学大学では0点扱いでも、受験全体では大切な得点」と位置づけておくのが安全です。

2026年度の理工学系は志願倍率が3.9倍(志願者3,195人)でした。第1段階選抜は志願者数に応じて行われるため、志願者が多い年ほど通過に必要な点数は上がりやすいと私は考えています。「例年通りなら大丈夫」という読みが通用しない年もあるので、余裕をもって通過できる得点を目標にしてください。

学年別の学習スケジュールの目安

📋 理工学系一般選抜を目指す場合の目安

① 高1〜高2前半:数学ⅠA・ⅡBの基礎を固め、英語は単語・文法を早めに仕上げる
② 高2後半〜高3春:数学Ⅲと物理・化学の全範囲を一通り終える。ここが遅れると記述演習の時間が足りなくなる
③ 高3夏:記述模試で答案の書き方を確認し、弱点単元を潰す
④ 高3秋〜12月:過去問演習を本格化。数学180分・理科各120分の時間配分を体に覚えさせる
⑤ 1月:共通テスト対策に集中し、第1段階選抜を確実に通過する
⑥ 2月:二次直前は過去問の解き直しと答案の見直しに絞る

受験全体の進め方は学年別の大学受験ロードマップで詳しく解説しています。

東京科学大学を受験する前の注意点

⚠️ この章のポイント

東京科学大学の入試には、他の国公立大学とは異なる独特の仕組みがあります。出願直前になって慌てないよう、あらかじめ知っておきたい注意点をまとめました。

理工学系は後期日程がなく併願計画が重要

❗ 前期1回勝負になる

2026年度の入試状況を見る限り、理工学系は前期日程のみで、後期日程を実施しているのは医歯学系だけです。理工学系志望者は前期で不合格だった場合の進路を、出願前に決めておく必要があります。

一般的には、私立理工系の一般選抜や共通テスト利用方式、他の国公立大学の後期日程を組み合わせて計画します。前期・後期の仕組みは国公立の前期・後期と併願戦略の解説を参考にしてください。

学院単位の募集で、入学後に専門分野を選ぶ

⚠️ 「学科」ではなく「学院」で受験する

理工学系は学科ではなく学院単位で募集しています。旧東京工業大学では、学院に入学したあとで専門の「系」へ進む仕組みが採られていました。そのため、学びたい分野が学院内のどの系に当たるかを事前に確認しておくことが大切です。系ごとの定員や選び方の詳細は、公式サイトの学院紹介で確認してください。

東京科学大学の受験が向いていない人の特徴

📉 こんな人は戦略の見直しを

  • 数学が苦手で、共通テスト型の得点力で勝負したい人:理工学系は数学が二次の4割を占め、共通テストの得点は最終合否に入りません
  • 英語・国語で稼ぐ文系寄りの得点構造の人:二次で文系科目の比重が低いため、強みが生きにくい設計です
  • 前期1回の勝負に強い不安がある人:理工学系は後期がないため、併願先の準備と並行する負担があります

これは向き不向きの話で、能力の優劣ではありません。強みが生きる入試を選ぶことも、立派な受験戦略だと私は考えています。

📝 ご注意

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。入試制度は年度ごとに変更される可能性があるため、出願前には必ず東京科学大学の学生募集要項をご確認ください。

東京科学大学の受験に関するよくある質問

❓ この章のポイント

受験生や保護者の方が疑問に感じやすいポイントを、公式情報と入試データに基づいてQ&A形式でまとめました。

東京科学大学の理工学系で、共通テストの点数は合否に関係しますか?

❓ 回答

2027年度の理工学系一般選抜(前期日程)では、共通テストの成績は第1段階選抜にのみ使われ、最終合否は個別学力検査750点(数学300点・英語150点・物理150点・化学150点)で判定されます。ただし第1段階選抜を通過できなければ個別試験を受けられないため、共通テスト対策を軽く見るのは危険です。

東京科学大学の理工学系に後期日程はありますか?

❓ 回答

2026年度の入試状況を見る限り、後期日程を実施しているのは医歯学系のみで、理工学系は前期日程のみです。理工学系志望の場合は、前期の結果に備えて私立大学や他の国公立大学後期との併願計画を早めに立てておく必要があります。最新の実施区分は公式の学生募集要項で確認してください。

東京科学大学の女子枠は何人ですか?

❓ 回答

2027年度は、総合型選抜の女子枠が理学院15人・工学院70人・物質理工学院25人・情報理工学院20人・環境・社会理工学院9人の計139人、学校推薦型選抜(生命理工学院)の女子枠が15人で、合計154人です。いずれも共通テストの受験が必要です。

東京科学大学は学院によって難易度が違いますか?

❓ 回答

理工学系の一般選抜は全学院で同じ問題・同じ配点ですが、2026年度の実質倍率は情報理工学院4.4倍から生命理工学院1.4倍まで差がありました。ただし倍率は第1段階選抜後の数字で、受験者層や推薦・総合型の募集人員にも左右されるため、倍率の低さをそのまま易しさと考えないことが大切です。

東京科学大学の医学科は共通テストと二次試験のどちらが重要ですか?

❓ 回答

2027年度の医学科前期日程は、共通テストが1000点満点を180点に換算、個別学力検査が数学・英語・理科で計360点と面接で、配点上は二次試験の比重が約2倍です。ただし共通テストでの2段階選抜もあるため、両方で高得点が求められます。

塾や予備校に通わずに東京科学大学に合格できますか?

💬 回答

通塾が合格の必須条件という公的なデータはありません。ただし二次試験は数学180分・物理と化学各120分の記述中心で、答案の添削を受けられる環境があるかどうかが仕上がりを左右すると私は考えています。映像授業で知識を固め、記述答案は学校の先生や個別指導で見てもらう組み合わせも現実的な選択肢です。

東京科学大学合格に向けて今日からできること

🧭 この章のポイント

情報を集めただけでは合格に近づきません。ここでは、記事を読み終えたその日から始められる行動を整理します。

まず取り組みたい3つのステップ

📋 今日からの行動ステップ

① 受ける系統と方式を仮決めする:理工学系か医歯学系か、一般選抜か総合型・推薦かを決め、公式の学生募集要項で自分の配点を確認する
② 過去問を1年分だけ見る:解けなくてかまいません。数学180分の問題量と記述の分量を知ることが目的です
③ 学習手段を決める:独学・映像授業・塾や家庭教師のどれで記述力を鍛えるかを決め、添削を受けられる環境を確保する

塾・映像授業・家庭教師の使い分け

💡 学習手段の考え方

東京科学大学の二次対策で私が重視するのは、「知識のインプット」と「記述答案の添削」を分けて考えることです。インプットは映像授業でも十分に進められます。たとえばスタディサプリの大学受験講座の評判を見ると、低コストで基礎固めに使える一方、記述の添削は別に用意する必要があることがわかります。

高1・高2のうちに数学Ⅲや物理・化学の先取りを進めたい場合は、高校講座の内容と評判も参考になります。

映像授業だけで難関国立を目指せるかは、スタサプだけで大学受験は可能かの検証で詳しく考えています。記述の添削や学習管理まで任せたい場合は、塾や家庭教師との併用が現実的です。

まとめ:東京科学大学の受験は配点の理解から始めよう

🎯 この記事のまとめ

  • 東京科学大学は2024年10月に旧東工大と旧医科歯科大が統合した国立大学で、理工学系と医歯学系で入試の形がまったく違う
  • 理工学系の一般選抜は共通テストで第1段階選抜、最終合否は数学300・英語150・物理150・化学150の二次750点
  • 2027年度の女子枠は総合型・推薦あわせて154人。いずれも共通テストが必須
  • 2026年度の理工学系実質倍率は全体3.1倍。学院差はあるが、倍率の低さ=易しさではない
  • 理工学系は後期日程がなく、併願計画を早めに立てる必要がある

✅ 東京科学大学の受験に向いている人

  • 数学と物理・化学の記述問題にじっくり取り組むのが好きな人
  • 入学後に学びたい分野が理工学・医療系ではっきりしている人
  • 共通テストを通過点と割り切りつつ、全教科を一定水準でそろえられる人

❌ 戦略を見直したほうがよい人

  • 数学を避けて共通テスト型の得点で勝負したい人
  • 英語・国語で稼ぐ文系寄りの得点構造の人
  • 併願先の準備まで手が回らず、前期1回勝負に不安が大きい人

💬 最後に

東京科学大学の受験は、配点表を読み解いた瞬間から戦略が始まる入試だと私は考えています。まずは公式の学生募集要項で自分が受ける方式の配点を確かめ、今日から過去問を1年分眺めてみてください。学習環境に迷ったら、塾・家庭教師の比較ランキングも判断材料にしてみてください。

🎓 著者プロフィール

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kou(教育系Webライター・プロ家庭教師/フリーランス)

指導歴10年超。中学生時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在は中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のお子さまの指導に携わっています。

この記事を書く理由:大学受験生の学習計画づくりに長く関わる中で、「配点を知らないまま努力の方向を誤る」受験生を見てきました。東京科学大学は配点構造が特徴的な大学だからこそ、公式情報を正確に整理し、指導者の視点で読み解いて届けたいと考えています。

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📝 調査概要

  • 調査対象:東京科学大学の2027年度学部入試制度、2026年度一般選抜の入試結果
  • 調査方法:大学公式サイト調査/大手予備校・教育情報サイトの公表データ調査/著者の指導経験に基づく考察
  • 調査実施日:2026年10月24日
  • 情報の限界:著者は東京科学大学の受験・在籍経験がなく、在学生・合格者への取材も行っていません。第1段階選抜の基準点、合格最低点、面接の評価基準、学費は本記事では扱っていません。これらは大学の公式発表でご確認ください。医歯学系の総合型・推薦などの特別選抜は本記事の対象外です
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)

📚 参考文献・引用元

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日
※情報変更があった場合は随時更新します。