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東京都立大学の受験2027|日程・倍率・配点を元塾講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

慶應義塾高校・慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで講師を務め、現在はフリーランスで中学受験から大学受験・浪人生まで指導しています。

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公開日:2026年10月18日/最終更新日:2026年10月18日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:東京都立大学の受験は、「志望学科の共通テスト比率」と「第1次選抜の基準」を最初に確認し、それに合わせて学習配分を決めることが合否を分けます。同じ大学でも、外部英語検定試験を使わない学科だけで比べて前期の共通テスト比率は約38%〜65%と大きく異なり、必要な勉強の中身がまるで違うからです。

📋 この記事で解決できる疑問

  • 2027年度の東京都立大学の入試日程はいつ?
  • 学部・学科ごとに配点や試験科目はどう違う?
  • 倍率はどれくらいで、足切り(第1次選抜)はある?
  • 受験料・入学料・授業料はいくらかかる?
  • どんな人が都立大に向いていて、どう対策すればいい?

💬 この記事の立ち位置

「都立大を受けたいけれど、何から調べればいいかわからない」とお悩みではありませんか?本記事は、大学公式の2027年度入学者選抜要項と河合塾の出願状況データを読み解き、受験生と保護者の方が志望校選びと学習計画を自分で判断できるよう整理したものです。

なお、私自身は慶應義塾高校から内部進学したため、国公立大学の一般選抜を受験した経験はありません。都立大の入試そのものは公式情報の範囲内でお伝えし、受験戦略の部分にだけ、大学受験生を指導してきた立場からの見解を加えています。

  1. 東京都立大学の受験とは?入試の全体像
    1. 東京都立大学とはどんな大学?
    2. 入試方式は一般選抜・学校推薦型・総合型の3系統
    3. 2027年度一般選抜の日程
  2. 学部・学科ごとの配点と共通テスト比率
    1. 7学部23学科の一覧
    2. 前期日程の共通テスト比率を学科別に比較
    3. 後期日程は小論文型と学力試験型に分かれる
    4. 外部英語検定試験(英検など)の扱い
  3. 東京都立大学の倍率と第1次選抜(足切り)の読み方
    1. 2026年度一般選抜の志願倍率
    2. 第1次選抜の基準を倍率に当てはめると見えること
    3. 志願倍率と実質倍率は別物
  4. 東京都立大学の受験料と入学後の学費
    1. 検定料・入学料・授業料の一覧
    2. 入学料が半額になる「都民」の条件
    3. 国立大学・私立大学と比べた学費の位置づけ
  5. 元塾講師が考える東京都立大学の受験戦略
    1. 東京都立大学の受験に向いている人・向いていない人
    2. 共通テスト比率から逆算する学習配分
    3. 学年・時期別の対策ステップ
  6. 東京都立大学を受験する前に知っておきたい注意点
    1. 0点の科目や面接の基準で不合格になりうる
    2. 科目・出題範囲は学生募集要項で必ず確認する
    3. 後期日程を保険と考えすぎない
  7. 東京都立大学の受験に関するよくある質問
    1. 東京都立大学は国立大学ですか?
    2. 東京都立大学の受験料(入学考査料)はいくらですか?
    3. 前期日程と後期日程は両方出願できますか?
    4. 英検などの外部英語検定試験は必須ですか?
    5. 東京都に住んでいないと入学料は高くなりますか?
    6. 共通テストで何割取れば東京都立大学に合格できますか?
  8. まとめ:東京都立大学の受験は配点比率の確認から始める

東京都立大学の受験とは?入試の全体像

📌 この章のポイント

都立大は「国立っぽい公立大学」と言われることがありますが、入試の仕組みは国公立大学の一般的な形式そのものです。まずは大学の基本情報と、2027年度入試の日程を押さえましょう。

東京都立大学とはどんな大学?

🔰 基本情報

東京都立大学は、東京都が設立した公立大学法人が運営する公立大学です。2020年4月に「首都大学東京」から現在の名称に変わりました。人文社会・法・経済経営・理・都市環境・システムデザイン・健康福祉の7学部で構成され、主なキャンパスは南大沢・日野・荒川の3つです。

入試は国公立大学と同じく、1月の大学入学共通テスト(実施日程は大学入試センターが公表)と2月下旬以降の個別学力検査(2次試験)の合計で合否が決まる「分離分割方式」です。

入試方式は一般選抜・学校推薦型・総合型の3系統

📊 主な入試区分(2027年度)

区分主な入試
一般選抜前期日程・後期日程
学校推薦型選抜一般推薦入試、指定校推薦入試、高校特定型特別推薦入試、都立工科高校等特別推薦入試
総合型選抜ゼミナール入試・研究室探検入試、科学オリンピック入試、グローバル人材育成入試、情報Ⅰ・Ⅱ利用入試、SAT/ACT・IB入試、T-GLIPs入試など
特別選抜社会人入試、帰国子女入試、私費外国人留学生入試など

💡 筆者の見方

推薦・総合型の種類がかなり多いのが都立大の特徴です。一般選抜が本命の人も、高校2年の段階で一度は募集要項に目を通しておくと「受けられる入試を知らなかった」という機会損失を防げます。推薦・総合型を考える場合の塾の必要性は総合型選抜で塾が必要な人・不要な人で整理しています。

2027年度一般選抜の日程

📋 一般選抜の日程(2027年度入学者選抜要項より)

項目前期日程後期日程
出願期間2027年1月25日(月)〜2月3日(水)※前期・後期の併願可
第1次選抜の発表2027年2月10日(水)
個別学力検査2月25日(木)または2月26日(金)※学部・区分で異なる3月12日(金)
最終合格発表3月8日(月)3月21日(日)

前期の2月25日は人文社会・法・経済経営【一般区分】・都市政策科学科【文系区分】、2月26日は経済経営【数理区分】・理・都市環境(都市政策科学科【文系区分】を除く)・システムデザイン・健康福祉の各学部です。健康福祉学部理学療法学科は後期の募集がありません。

🔗 日程の出典

出典:東京都立大学 入学者選抜要項・学生募集要項(2026年10月18日参照)。2027年度一般選抜学生募集要項は10月下旬公表予定とされています。

学部・学科ごとの配点と共通テスト比率

📌 この章のポイント

「都立大は共通テスト重視」と一言で語られがちですが、実際の配点を並べると学科ごとの差はかなり大きいです。この章では、公式の配点表を共通テスト比率に計算し直して比較します。

7学部23学科の一覧

🏢 学部・学科一覧

学部学科
人文社会人間社会、人文
法法
経済経営経済経営(一般区分・数理区分)
理数理科学、物理、化学、生命科学
都市環境地理環境、都市基盤環境、建築、環境応用化学、観光科学、都市政策科学
システムデザイン情報科学、電気電子工学、機械システム工学、航空宇宙システム工学、インダストリアルアート
健康福祉看護、理学療法、作業療法、放射線

前期日程の共通テスト比率を学科別に比較

🧮 前期日程の配点(外部英語検定試験を使わない学科)

学科共通テスト個別試験共テ比率
人間社会・人文850450約65%
法600450約57%
経済経営(一般)500400約56%
経済経営(数理)550400約58%
都市政策科学550400約58%
観光科学650600約52%
電気電子工学600500約55%
機械システム工学500600約45%
数理科学500600約45%
物理60060050%
化学500800約38%
生命科学500800約38%

共テ比率は「共通テスト配点÷合計点」で筆者が計算した値です。

前期日程の共通テスト比率(学科別) 前期日程の配点に占める共通テストの割合 共通テスト 個別試験 50% 人間社会・人文65% 経済経営(数理)58% 都市政策科学58% 法57% 経済経営(一般)56% 電気電子工学55% 観光科学52% 物理50% 数理科学45% 機械システム工学45% 化学38% 生命科学38% 出典:東京都立大学「2027年度入学者選抜要項」の配点から筆者が算出(2026年10月18日参照) ※外部英語検定試験を利用する学科・健康福祉学部は除外

💡 グラフから読み取れること

同じ理学部でも、物理学科は共通テストと個別試験が半々なのに対し、化学科・生命科学科は個別試験が6割を超えます。一方で人文社会学部は共通テストが約65%を占めます。

私が受験相談でまず確認するのはここです。「都立大志望」とひとくくりにせず、志望学科が共テ型か2次型かを知るだけで、秋以降の勉強時間の使い方が変わります。

共テ型の学科が志望なら、夏以降は共通テスト形式の演習量を早めに確保したいところです。問題集の選び方は共通テスト問題集の選び方で解説しています。

後期日程は小論文型と学力試験型に分かれる

📋 後期日程の個別試験と配点(主な学科)

学科個別試験の内容共テ/個別
人間社会・人文小論文1,050/200
法小論文525/200
経済経営小論文1,200/150
都市政策科学小論文1,100/300
観光科学小論文550/500
数理科学数学800/400
物理物理基礎・物理800/400
生命科学小論文800/400
機械システム工学数学500/300
看護面接550/100

💡 後期で見落とされがちな点

文系学部の後期は、経済経営学科なら合計1,350点のうち1,200点(約89%)が共通テストです。後期は「共通テストの結果でほぼ決まる」学科が多い一方、観光科学科のように小論文が500点ある学科もあります。後期を出願先に入れるなら、共通テストから後期の個別試験(3月12日)までの約2か月で何を準備するのかまで決めておく必要があります。

外部英語検定試験(英検など)の扱い

🔍 外部英語検定試験のルール

  • 対象学科:都市環境学部(地理環境・都市基盤環境・建築・環境応用化学)、システムデザイン学部(情報科学・航空宇宙システム工学・インダストリアルアート)、健康福祉学部看護学科(前期のみ)
  • 使い方:外部試験の換算得点と共通テスト「外国語」の換算得点を比べ、高い方を採用
  • 提出は任意。ただしスコアを出す場合も共通テストの外国語の受験は必須

💡 筆者の見解

「高い方を採用」なので、スコアを出して損をすることはない仕組みです。対象学科が志望先なら、高2〜高3夏までに取ったスコアが本番の保険になります。ただ、共テ外国語は必ず受ける必要があるため、外部試験のために共テ英語の対策を削るのは本末転倒だと考えます。

東京都立大学の倍率と第1次選抜(足切り)の読み方

📌 この章のポイント

2026年度の前期日程は、志願倍率が前年の6.0倍から5.2倍に下がりました。数字だけを見て「易しくなった」と判断するのは早計です。倍率を第1次選抜の基準と重ねて読むと、学部ごとの見え方が変わります。

2026年度一般選抜の志願倍率

📊 2026年度 学部別の志願倍率(確定)

学部前期(前年)後期(前年)
人文社会4.3倍(5.0倍)15.7倍(20.4倍)
法8.0倍(8.9倍)14.0倍(17.6倍)
経済経営4.8倍(5.1倍)12.7倍(10.4倍)
理4.9倍(6.5倍)11.4倍(9.8倍)
都市環境4.7倍(5.5倍)13.9倍(13.7倍)
システムデザイン5.4倍(6.3倍)11.5倍(11.6倍)
健康福祉2.8倍(3.0倍)14.9倍(17.6倍)
大学全体5.2倍(6.0倍)12.7倍(12.9倍)

前期は募集人員882人に対し志願者4,559人、後期は募集人員205人に対し志願者2,607人でした。

2026年度志願倍率と第1次選抜の目安 2026年度の志願倍率 × 2027年度第1次選抜の目安 前期日程(目安:約6倍 ※健康福祉は約5倍) 約6倍 人文社会4.3 法8.0 経済経営4.8 理4.9 都市環境4.7 システムデザイン5.4 健康福祉2.8 後期日程(目安:約14倍 ※健康福祉は約30倍) 約14倍 人文社会15.7 法14.0 経済経営12.7 理11.4 都市環境13.9 システムデザイン11.5 健康福祉14.9 出典:河合塾Kei-Net「2026年度 東京都立大学 出願状況(確定)」、東京都立大学「2027年度入学者選抜要項」 ※学部計の倍率。第1次選抜は学科・区分単位で判定されるため、目安との比較は参考値(2026年10月18日参照)

第1次選抜の基準を倍率に当てはめると見えること

📋 2027年度の第1次選抜の基準

  • 前期:募集人員の約6倍(健康福祉学部は約5倍。経済経営学部と都市政策科学科は入試区分別)
  • 後期:募集人員の約14倍(健康福祉学部は約30倍)

志願者がこの倍率を超えた場合は第1次選抜を行うことがあり、その合格者だけが個別学力検査に進めます。選抜方法の詳細は学生募集要項で確認してください。

💬 元塾講師の読み解き

2027年度の基準を2026年度の志願倍率にそのまま当てはめると、前期の法学部(8.0倍)は約6倍を超える水準、後期は人文社会学部(15.7倍)が約14倍を上回り、法学部(14.0倍)がほぼ同水準です。それ以外の学部は、学部計で見る限り基準を下回っています。

つまり、都立大の前期は多くの学部で「足切りを過度に恐れる必要はないが、法学部だけは共通テストの失敗がそのまま受験資格に響きうる」構造だと私は読んでいます。法学部志望なら、共通テストで崩れない安定感を秋以降の最優先課題に置くべきです。

※2026年度に実際に第1次選抜が実施されたかどうか、また2026年度と2027年度で基準が同一かどうかは、本記事では確認できていません。

💡 日程から見える併願の落とし穴

第1次選抜の発表は2月10日です。この時期は首都圏の私立大学の一般選抜が続いているため、第1次選抜の可能性がある学部を受ける人は、都立大の2次試験に進めるか分からないまま私大入試に臨むことになります。

そのため法学部のように基準を超えうる学部の志望者は、共通テストの自己採点の段階で「第1次選抜にかかっても進学先を確保できる私大併願」を組んでおくのが安全だと私は考えます。都立大の結果を見てから私大を決める、という順番は日程上とれません。

志願倍率と実質倍率は別物

⚠️ 倍率を見るときの注意

上の数字は「志願者数÷募集人員」の志願倍率です。実際に受験した人数で割る実質倍率とは異なります。特に後期日程は、前期で他大学に合格した人が受験しないことが多く、志願倍率ほどの競争にならない傾向があります。

共通テストの得点で合否の見込みを立てる場合は、予備校が公表するボーダー得点率も参考になります。見方は共通テストボーダーの正しい読み方で解説しています。

東京都立大学の受験料と入学後の学費

📌 この章のポイント

都立大を志望する理由として「学費の安さ」を挙げるご家庭は少なくありません。実際にいくらかかるのか、都内在住かどうかでどう変わるのかを公式情報で確認します。

検定料・入学料・授業料の一覧

💰 学部の学費(大学公式サイトより)

項目金額納入時期
入学考査料17,000円出願時
入学料(都民)141,000円入学手続時
入学料(都民以外)282,000円入学手続時
授業料年520,800円(前期・後期各260,400円)5月・10月に口座振替

🧮 筆者の試算:入学から卒業までの学校納付金

区分初年度4年間(授業料改定なしの場合)
都民661,800円2,224,200円
都民以外802,800円2,365,200円

入学料+授業料で計算。教科書代・実習費・通学費などは含みません。

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は東京都立大学「入学考査料・入学料・授業料」または大学への直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点(2026年10月18日参照)の情報であり、変更の可能性があります。

入学料が半額になる「都民」の条件

❗ 都民扱いの条件

本人または配偶者・一親等の親族が、入学の日の1年前から引き続き東京都内に住所を有することが条件です。区市町村が証明する、大学所定の「住民票記載事項証明書」の提出が必要になります。

「入学の日の1年前から引き続き」という条件のため、高3の春以降に都内へ転居したケースなどは対象外になる可能性があります。該当しそうな場合は早めに大学へ確認してください。

国立大学・私立大学と比べた学費の位置づけ

💡 筆者の見方

国立大学の授業料の標準額は年535,800円、入学料は282,000円です(文部科学省令「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」の標準額)。都立大の授業料(年520,800円)は国立の標準額をやや下回り、都民なら入学料も半額になります。

首都圏で国公立と私立を併願するご家庭では、合格後の学費差が進学先の決め手になることも珍しくありません。私立の学費水準は、例として慶應義塾大学の学部別学費を見ると差がつかみやすいはずです。受験準備にかかる塾・予備校の費用は大学受験の塾費用の相場で整理しています。

元塾講師が考える東京都立大学の受験戦略

💬 この章のポイント

ここからは公式データを踏まえた私の見解です。都立大は「共通テストで何割」という一つの物差しだけでは戦略を立てにくい大学です。向き不向きと、学習配分の考え方を整理します。

東京都立大学の受験に向いている人・向いていない人

✅ 向いている人

  • 首都圏で国公立大学に進学したい人(学費を抑えたいご家庭を含む)
  • 共通テストの5教科で大きな苦手科目がない人
  • 理系で、個別試験の数学・理科で得点を積み上げたい人(化学・生命科学など)
  • 推薦・総合型も含めて複数の受験機会を使いたい人

❌ 向いていない可能性がある人

  • 私立型の3教科に絞って勉強したい人(共通テストの教科数が多いため)
  • 共通テストで1科目だけ極端に低くなりやすい人(特に共テ比率が高い学科)
  • 後期日程だけを当てにして、前期の準備を後回しにしたい人

共通テスト比率から逆算する学習配分

✏️ 学科タイプ別の考え方

タイプ該当例(前期)学習配分の考え方
共テ型人間社会・人文、法、経済経営、都市政策科学全教科を落とさない安定感が最優先。2次は国語・英語など配点の大きい科目に絞る
バランス型物理、観光科学、電気電子工学共テと2次を同時並行。秋までは2次の記述力、12月は共テに集中
2次型化学、生命科学、数理科学、機械システム工学個別の数学・理科が合否の中心。共テは足切り・失点回避を意識しつつ記述演習を厚く

大学受験生を指導してきた経験から言うと、伸び悩む受験生は「共テの点数」を目標にしがちですが、本当に見るべきは自分の学科で1点の重みが共テと2次のどちらに大きいかです。この視点が持てると、限られた時間の配分で迷わなくなります。

学年・時期別の対策ステップ

🔢 対策の流れ

① 高1〜高2:5教科の基礎を固める
共通テストは教科数が多く、苦手科目を残すと高3で一気に負担が増えます。学校の授業に沿った基礎固めにはスタサプ高校講座の評判と使い方も参考になります。
② 高3春〜夏:志望学科の配点を確認し、2次型か共テ型かを決める
本記事の配点表で比率を確認し、苦手科目の補強と2次科目の記述演習を始めます。
③ 高3秋:過去問で個別試験の形式に慣れる
2次型学科は記述答案の添削を受けられる環境を用意しておくと安心です。
④ 12月〜共通テスト:共テ演習に比重を移す
法学部志望なら第1次選抜を意識し、全教科の取りこぼしを最小化します。
⑤ 共通テスト後〜2月下旬:自己採点で出願先を確定し、2次対策に集中
後期出願者は小論文などの準備もこの時期に並行します。

💡 映像授業を使う場合の注意

共通テストの教科数が多い都立大志望者には、映像授業で全教科を網羅しやすいスタサプ大学受験講座は選択肢になります。ただし、記述の添削が必要な2次型学科では映像授業だけでは不足しがちです。どこまで任せられるかはスタサプだけで大学受験は可能かで詳しく検証しています。

東京都立大学を受験する前に知っておきたい注意点

⚠️ この章のポイント

入学者選抜要項には、知らないと失点や不合格につながるルールがいくつか書かれています。出願前に必ず押さえておきたいものを整理します。

0点の科目や面接の基準で不合格になりうる

❗ 要項に明記されたルール

  • 大学が利用する共通テストまたは個別学力検査の科目で0点があると、合格しないことがある
  • 健康福祉学部では、面接が一定の水準に達しない場合、筆記の成績にかかわらず不合格
  • 最終合格は共通テスト・個別学力検査・面接・外部英語検定試験のスコアで判定し、調査書は必要に応じて参考にする

科目・出題範囲は学生募集要項で必ず確認する

⚠️ 最新情報の確認

本記事は2027年度入学者選抜要項(公表済み)に基づいています。詳細な出願資格や出題範囲が載る2027年度一般選抜学生募集要項は10月下旬公表予定で、執筆時点では確認できていません。また、多くの学科で共通テストの「情報Ⅰ」が配点に含まれ(25〜100点)、配点は学科・日程で異なります。出願前には必ず東京都立大学の入試案内で最新情報を確認してください。

後期日程を保険と考えすぎない

💬 筆者の見解

後期の募集人員は大学全体で205人と、前期(882人)の4分の1以下です。文系の後期は共通テストの比重が非常に高く、共テで失敗した場合に後期で逆転するのは難しい配点になっています。後期は「前期の不合格を取り返す場所」ではなく、共テで十分な得点を取れた人がもう一度挑戦できる場所と捉えるのが現実的だと考えます。浪人も視野に入れる場合の選択肢は浪人生の塾・予備校の選び方で比較しています。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

東京都立大学の受験に関するよくある質問

❓ よくある質問

受験生・保護者の方から出やすい疑問を、公式情報に基づいてまとめました。

東京都立大学は国立大学ですか?

❓ Q&A

A. 国立大学ではなく公立大学です。東京都が設立した公立大学法人東京都立大学が運営しています。2020年4月に首都大学東京から現在の名称に変わりました。

東京都立大学の受験料(入学考査料)はいくらですか?

❓ Q&A

A. 大学公式サイトの学費ページでは、学部の入学考査料は17,000円と案内されています。前期・後期の扱いなど細かな条件は、2027年度一般選抜学生募集要項で確認してください。

前期日程と後期日程は両方出願できますか?

❓ Q&A

A. できます。2027年度の入学者選抜要項では、前期・後期とも出願期間は2027年1月25日から2月3日までで、併願が可能とされています。ただし健康福祉学部理学療法学科は後期の募集がありません。

英検などの外部英語検定試験は必須ですか?

❓ Q&A

A. 必須ではありません。都市環境学部・システムデザイン学部の一部学科と健康福祉学部看護学科(前期のみ)で利用され、共通テスト外国語の換算得点と比べて高い方が採用されます。スコアを出す場合も共通テストの外国語の受験は必要です。

東京都に住んでいないと入学料は高くなりますか?

❓ Q&A

A. 入学料は282,000円で、東京都の住民は141,000円です。本人または配偶者・一親等の親族が、入学の日の1年前から引き続き東京都内に住所を有していることが条件で、大学所定の住民票記載事項証明書が必要です。

共通テストで何割取れば東京都立大学に合格できますか?

❓ Q&A

A. 公式に「何割で合格」という基準はありません。共通テストと個別試験の配点比率が学科・日程で大きく異なるため、志望学科の配点を確認したうえで、予備校が公表するボーダー得点率などを目安に判断するのが現実的です。

まとめ:東京都立大学の受験は配点比率の確認から始める

🎯 この記事のまとめ

  • 2027年度一般選抜の出願は1月25日〜2月3日、前期の個別試験は2月25日・26日、後期は3月12日
  • 前期の共通テスト比率は、外部英語検定試験を使わない学科だけでも約38%〜65%と大きく異なる
  • 2026年度の前期志願倍率は5.2倍。法学部(8.0倍)は第1次選抜の目安(約6倍)を超える水準
  • 入学料は都民141,000円・都民以外282,000円、授業料は年520,800円

都立大の受験は「共テで何割」ではなく、志望学科の配点比率と第1次選抜の基準を確認し、そこから学習配分を逆算することが最短ルートだと私は考えます。

📋 受験準備のチェックリスト

  • □ 志望学科の前期・後期の配点(共テ比率)を確認した
  • □ 志望学部の第1次選抜の目安倍率を把握した
  • □ 外部英語検定試験の対象学科かどうかを確認した
  • □ 都民扱い(入学料半額)の条件に当てはまるか確認した
  • □ 10月下旬公表予定の一般選抜学生募集要項を確認した

🧭 次の一歩

志望校が決まったら、高3までの全体像を大学受験完全攻略ロードマップで確認し、自分の現在地と残りの期間を照らし合わせてみてください。

🎓 著者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生のほか、不登校や発達障害のあるお子さんの指導にも携わっています。

この記事を書く理由:大学受験の指導では、志望校の配点を読み解いて学習配分を決める作業を日常的に行っています。その視点で公式の入試資料を読み直し、受験生と保護者が自分で判断できる材料を届けたいと考えて執筆しました。どの教育機関にも忖度せず、良い面も注意点も正直にお伝えすることを方針としています。

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🏷️ 調査概要

  • 調査対象:東京都立大学の2027年度学部入試(一般選抜を中心に)および学費
  • 調査方法:大学公式サイト・入学者選抜要項の調査、河合塾Kei-Netの公表データの調査、著者の指導経験に基づく考察
  • 調査実施日:2026年10月18日
  • 情報の限界:2027年度一般選抜学生募集要項は執筆時点で未公表のため、出題範囲などの詳細は未確認です。著者は都立大の一般選抜を受験した経験がなく、在学生・教職員への取材も行っていません。合格最低点や実質倍率は本記事では扱っていません。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)

📝 記事情報

公開日:2026年10月18日/最終更新日:2026年10月18日
※情報変更があった場合は随時更新します。