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スタサプで数学は伸びる?講座内容と使い方を元塾講師が本音解説

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🎓 この記事を書いた人

元塾講師のひとりごと 執筆者kouのプロフィール画像

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校へ進学、慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで受験生を指導しました。現在は中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害のお子さんまで担当し、スタディサプリを併用している生徒の指導経験もあります。数学(算数)は私が最も多く相談を受けてきた教科です。

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🎯 結論

結論:スタサプの数学は「授業がわからない・前の学年でつまずいた」を解消する用途では非常に強く、逆に「演習量と答案の検証」を自力で用意できない人には向きません。月額2,178円(税込・Web申し込み価格)で小1〜高3の数学がすべて視聴でき、学年をさかのぼる戻り学習に追加料金がかからないからです。

私は塾と家庭教師の現場で、数学だけが崩れて全体の成績が落ちていく生徒を何人も見てきました。その原因はほぼ例外なく「今の単元」ではなく「2〜3年前の単元」にあります。スタサプの数学は、その構造的な弱点に低コストで手を入れられる数少ない教材だと考えています。

📋 この記事で解決できること

  • スタサプの数学は小学・中学・高校で何が受けられるのか
  • 数学を担当する講師は誰で、レベルはどう分かれているのか
  • 料金は月額いくらで、塾と比べてどれくらい違うのか
  • 数学が伸びる人・伸びにくい人の分かれ目はどこか
  • 成績につなげる具体的な運用手順と、無料体験で確認すべきこと

読み終えたときには、「うちの子(自分)にスタサプの数学を使うべきか」を、価格ではなく学習構造の観点から判断できる状態になっているはずです。

🏷️ 情報の取り扱いについて

本記事のサービス内容・料金は公式サイトの2026年7月25日時点の掲載に基づきます(調査範囲と情報の限界は記事末尾に記載しています)。

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

私の早稲アカ講師時代の給与明細

早稲アカで働いていた証明として、当時の給与明細を載せておきます。

スタサプの数学講座とは?

📌 このセクションで押さえること

「スタサプの数学」と検索する方の多くは、実は数学単体のコースがあると思っています。ところが個人向けの有料コースは1種類しかなく、そこがわかると料金の考え方も使い方も変わります。まず全体像を整理します。

スタサプの数学は月額2,178円で小1〜高3まで受け放題

🔢 コースと料金の基本構造

個人で申し込む有料コースはベーシックコースのみです。教科別・学年別の申し込みではなく、現在の学年や年齢に関わらず小1〜高3の全講座(小学講座・中学講座・高校/大学受験講座)を視聴できます。つまり「数学だけ契約する」も「数学だけ割安にする」もできない代わりに、学年をまたいだ数学の戻り学習・先取り学習に追加費用がかかりません。

支払い方法金額(税込)実質の月あたり
月払い(Web)月額2,178円2,178円
12か月一括払い(Web)総額21,780円1,815円
アプリ内課金月額2,800円2,800円

出典:スタディサプリ公式サイト 各講座 料金ページ・ご利用ガイド(2026年7月25日確認)

💡 講師目線での読み方

この「全学年見放題」という設計は、他教科ではおまけ程度の意味しか持ちません。しかし数学だけは事情が違います。英語や社会は今の単元だけ切り取ってもある程度点が取れますが、数学は方程式・関数・図形が縦につながっているため、下の学年が抜けていると上の単元は原理的に理解できません。具体的には、小5の割合が曖昧なまま中1の一次方程式の立式に進み、そこが甘いまま中2の連立方程式の文章題で崩れ、さらに一次関数の変域処理まで波及していく——という連鎖を、私は毎年のように見てきました。戻るべき距離は1学年ではなく、2〜3学年に及ぶことが珍しくありません。学年の壁がない教材は、数学において最も価値が出ると私は考えています。

サービス全体の位置づけを先に知りたい方は、スタサプ全体の仕組みと講座構成をまとめた解説もあわせてご覧ください。

小学・中学・高校で数学(算数)の中身はどう変わるのか?

📊 学年段階ごとの数学・算数コンテンツ

段階数学・算数の中身1回の目安時間
小学講座算数は基礎・応用の2レベル。小1・2はドリル演習が中心で、解説動画は算数のみ提供(動画がない項目も一部あり)約5分
中学講座教科書対応の授業+演習問題。定期テスト厳選予想問題では基礎から発展問題まで出題約5分(応用講座は約27分)
高校・大学受験講座トップ/ハイ/スタンダード/ベーシックの4レベル。数学I・A・II・B+C・III・Cと中学総復習数学約10分

出典:スタディサプリ公式サイト 小学講座・中学講座・高校講座(2026年7月25日確認)。※各段階の「約5分」「約10分」はいずれも教科書対応の基礎講座の平均時間に基づく公式表記で、応用・受験向けの講座はこれより長くなります。

⚠️ 見落とされやすい段差

小学1〜3年の算数はドリル演習が主役で、映像授業がフルセットで用意されているわけではありません。「小学生の算数を動画で教えてもらう教材」を期待して申し込むと、学年によって印象が大きく変わります。映像授業の量が本格的になるのは中学講座からだと考えておくほうが安全です。

💬 これは欠陥ではなく設計思想だと考えています

ただし私は、この仕様を単純な物足りなさとは受け取っていません。低学年の算数でつまずく子に必要なのは、詳しい解説よりも試行回数だからです。繰り上がりや割合の感覚は、説明を聞いて分かるものではなく、短い問題を何十回も往復して身につく類のものです。

その意味で、小1・2に1回約5分のドリルを置き、解説動画を最小限にとどめている設計は、教材の作り手が低学年の学習特性を理解したうえでの判断に見えます。「動画で教えてほしい」というニーズとは合わないという事実と、設計が悪いという評価は分けて考えるべきです。

数学のテキストはPDF無料、冊子は1冊1,320円

💰 テキストにかかる費用

すべての講義に講師監修のテキストが用意されており、学習Web内でPDFをダウンロードすれば追加費用はかかりません(一部ダウンロードできないテキストもあります)。冊子で欲しい場合のみ1冊1,320円(税込・送料込)です。なお小学1〜3年生にはテキストが付きません。

数学は書き込みながら解く教科なので、印刷環境がない家庭では冊子購入かコンビニ印刷の実費を見込んでおくと計算が狂いません。判断基準は冊子テキストを買うべきかどうかの整理にまとめています。

スタサプ数学の講師とレベル構成を確認する

📌 講師とレベルは「合うか」で決まる

映像授業は、講師との相性がそのまま継続率になります。スタサプの数学は担当講師が複数おり、高校数学は4レベルに分かれています。誰がどこを担当し、講座数がどれくらいあるのかを事実ベースで確認しておきましょう。

中学数学の主な担当講師とその特徴

🔍 中学講座 数学の主な担当講師(2026年7月25日時点で公式サイトに掲載)

講師公式のキャッチコピー公表されている特徴
堺 義明基本に忠実、ユーモア爆発のミスター数学大手予備校で長年講師を務め、「基本を速く正確に」がモットー
齋田 雅彦“なぜ”を“楽しい”に変えるマジシャン理数系専門塾を立ち上げた経歴。公式を教え込まず「なぜ」を重視
迫田 昂輝教育界の激熱男児『数学のトリセツ』で知られ、YouTubeでも支持を集める
大辻 雄介思考を導く”解”拓使関西の予備校で200人教室を満員に。現在は高等学校の初代校長

出典:スタディサプリ公式サイト 講師紹介ページ(2026年7月25日確認)

💬 現場で感じている「相性」の正体

保護者の方から「どの先生が一番わかりやすいですか」とよく聞かれますが、私はこの質問に一般解はないと考えています。公式のキャッチコピーを見ると、堺講師は手順の正確さ、齋田講師は理由の納得を軸にしていることがわかります。これは指導方針の違いであって優劣ではありません。

相性は、直近のテスト直し1枚で判定できます。公式は書けているのに立式で止まっているなら、理由から入る授業が効きます。立式はできているのに計算や場合分けで崩れているなら、手順を固める授業が効きます。実際の利用者がどう感じているかは中学講座の口コミ・評判で確認できます。

私の経験上、「公式を覚えたのに解けない」タイプの生徒は理由から入る授業で伸び、「理屈はわかるのに手が止まる」タイプは手順を固める授業で伸びます。どちらのタイプかを先に見極めてから講師を選ぶと、同じ教材でも定着速度がまるで変わります。講師の全体像は全教科の講師陣と選び方の解説で確認できます。

高校数学は4レベル構成、講座数と担当講師

📊 高校講座 数学の通年講座数(2026年4月時点)

科目トップハイスタンダードベーシック
数学I49講
(トップは科目別に分かれず1系統/堺)
11講13講15講
数学A9講9講11講
数学II19講18講19講
数学B+C(ベクトル)14講16講10講+6講
数学III22講
数学C(平面上の曲線/複素数平面編)8講
中学総復習数学10講

出典:スタディサプリ高校講座 公式サイト掲載の講座一覧(2026年4月時点の情報として公式に明記)。ハイ〜ベーシックの数学は山内 恵介講師、トップレベルは堺 義明講師が担当と表記されています。
※講数を時間に概算すると、ベーシックレベル数学I(15講)は1講約10分として視聴だけで約2.5時間です(当サイト算出)。演習の時間は別途必要になります。

✏️ この講座数が示している設計思想

講座数だけを見るとベーシックが突出して多いのですが、これは難易度が高いから多いのではなく、数学III・数学C・中学総復習まで面倒を見ているからです。一方でトップレベルは、公式の講座一覧で科目別に分かれておらず、1系統49講としてのみ掲載されています。

私が集団塾で担当していたクラスでは、下位クラスほど演習と宿題チェックに時間を取られ、解説そのものに割ける時間はむしろ短くなるという構造がありました。基礎の解説を何度でも巻き戻して聞ける教材は、塾のこの弱点をちょうど裏返した位置にあります。ここから読み取れるのは、スタサプの数学が「基礎の取りこぼしを拾う層」に厚く設計されているということです。最難関を目指す層にとっては講座数がやや物足りなく感じられる可能性があり、この非対称性は申し込み前に知っておく価値があります。ベーシック〜スタンダードの数学を担当する山内講師については担当講座と評判の詳細を別途まとめています。

大学受験の数学は志望校別・共通テスト別に分かれる

📋 大学受験講座 数学のラインナップ

  • 大学別対策講座:東京大学・京都大学(数学IAIIBIIIC)、一橋大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学(数学IAIIB+C)
  • 難関国公立大 数学III+C(平面上の曲線/複素数平面)対策講座
  • 共通テスト対策講座 数学IA・数学IIBC

東京大学の数学対策講座では、確率と漸化式・整数問題・図形と方程式・通過領域・複素数と2次曲線・数学IIIの微積・求積問題などが扱われると公式に掲載されています(2026年7月25日確認)。

🔺 志望校別講座を過大評価しないために

大学別の名前が付いた講座があると「その大学の対策が完結する」と受け取られがちですが、映像授業が担うのは解法の方針提示までです。難関大の数学で合否を分けるのは、時間内に自力で完答できるかと、答案の論理が採点者に伝わるかであり、これは動画を見るだけでは測れません。過去問演習と、答案を第三者に見てもらう機会は別に確保する前提で考えてください。

スタサプ数学の強みと限界

📌 ここからは指導者としての解釈です

ここまでは公式情報の整理でした。ここからは、私が塾と家庭教師の現場で数学の生徒を見てきた経験に基づく判断を書きます。事実と解釈が混ざらないよう、公式情報と私見は分けて記述します。

「戻り学習」が数学ほど効く科目はない

💬 現場で最も多かった「本当の原因」

数学の成績が落ちた生徒の原因を探ると、今習っている単元にあることはほとんどありません。中2で連立方程式の文章題が解けない生徒は、たいてい中1の一次方程式の立式か、小学校の割合でつまずいています。高2で微分がわからない生徒は、二次関数のグラフ処理が固まっていないことが多い。私が家庭教師で最初にやるのは、指導開始から2〜3回を使って「どこまで戻るか」を特定する作業です。

塾でこれをやろうとすると、学年が違うクラスの内容を個別に見てもらう必要があり、追加コマや個別指導の費用が発生します。スタサプはこの「戻る」という行為に追加料金がかからない点で、構造的に有利です。高校生が中学総復習数学(10講)に、追加費用ゼロで戻れる教材はそう多くありません。

数学のつまずきは「縦」に連鎖する:戻り学習マップ 左=学年/中央=単元の連鎖/右=さかのぼって視聴できる講座区分 小5 割合・単位量あたりの大きさ 小学講座 算数(基礎/応用) 中1 一次方程式の立式・文字式 中学講座 数学/中学総復習数学 中2 連立方程式の文章題・一次関数 中学講座 数学(応用講座あり) 中3 二次方程式・相似・関数の融合 中学講座 数学/高校受験向け講座 高1 二次関数のグラフ処理・場合分け 数学I(ベーシック15講/他3レベル) 高2 微分・積分(グラフの読み替え) 数学II(ベーシック19講/他3レベル) 高2で微分が解けない原因が、高1や中2にあることは珍しくない ※単元の接続関係は学習指導要領の配列と著者の指導経験に基づく整理です。 ※講座区分・講数はスタディサプリ公式サイト掲載(2026年7月25日確認、講数は2026年4月時点)。

🔗 弱点単元を客観的に確かめたい場合

自己申告のつまずきは、実際の弱点とずれることがあります。文部科学省・国立教育政策研究所が毎年実施する全国学力・学習状況調査では、中学校数学の調査問題と正答例・解説資料が問題ごとに公開されています。学校のテストとは別の物差しとして、戻り先を確かめる材料に使えます(2026年7月25日確認)。

映像授業が埋められない「手を動かす時間」

❌ 動画では代替できないもの

数学は、聞いて理解した状態と、白紙から自力で書ける状態の間に大きな隔たりがあります。私が現場で見てきた失敗例で最も多いのは、授業を見た時点で「わかった」と判断して演習に進まないパターンです。スタサプの数学講座は演習問題も用意されていますが、視聴が進んだかどうかは記録に残る一方、自力で完答できたかどうかは誰も確認してくれません

実際に、公式サイトに掲載されている合格者の声でも「映像授業と過去問を掛け合わせて使った」「基礎を固めたうえで応用問題演習に時間を取った」という趣旨の報告が並びます。動画は入口であって出口ではない、という使い方が前提になっていると読み取れます。

教科書準拠であることが定期テストでどこまで効くか?

📖 内申を左右する場面での実務的な価値

中学講座の数学が7社の教科書に対応していること、定期テスト厳選予想問題が用意されていることは、カタログ上は地味な項目です。しかし私は、中学生にとってはここが最も費用対効果の高い部分だと考えています。

理由は出題の構造にあります。公立中学の定期テストは、教科書の例題・章末問題の数値替えや、学校配布のワークからの再出題が中心になりやすい。つまり教科書と同じ順序・同じ表記で解説してくれる教材は、それだけで得点に直結します。市販の参考書は構成が独自であることが多く、テスト範囲との対応づけを生徒自身がやらなければなりません。

一方で高校数学になると、この優位は薄れます。高校は教科書準拠よりも入試レベルへの接続が主題になるため、判断軸を切り替える必要があります。学年ごとの体感差は全4講座の口コミ・評判を整理した記事もあわせてご覧ください。

🧭 まずは中身を自分の目で確かめる

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※PR・広告/※料金・講座内容は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。

スタサプ数学の料金と塾・他教材とのコスト比較

📌 数字は「条件付き」で読む

スタサプの料金は安さが強調されがちですが、支払い方法によって実際の負担は変わり、途中でやめたときの扱いにも決まりがあります。申し込み前に確認しておくべき数字を並べます。

月払い・年払い・アプリ決済で金額が変わる

💳 1年間使った場合の実額

申し込み方法1年間の総額(税込)月払いとの差
Web・12か月一括払い21,780円約4,356円お得
Web・月払い26,136円
アプリ内課金・月払い33,600円約7,464円高い

※Web価格はWebサイトでの受講申し込み手続きをした場合のみ適用。アプリ内課金はApple・Googleの決済手数料が加算されるため高くなります。※月払いの年間総額(26,136円・33,600円)および差額は、公式が公表する月額を12倍した当サイト算出値です。出典:スタディサプリ公式サイト(2026年7月25日確認)

❗ アプリから申し込むと年間7,000円以上変わる

スマホで調べてそのままアプリで申し込むと、月額622円の差が12か月で積み上がります。公式サイトから申し込んでもアプリでの学習は問題なく利用できるため、支払いだけWebで済ませるのが合理的です。料金の内訳は月額2,178円の内訳と注意点の解説で詳しく整理しています。

学習塾費との比較を公的データで確認する

📊 公式サイトが示す比較(文部科学省データを加工)

段階学習塾費の目安スタサプ
小学校月額 約13,357円月額2,178円
中学校年間 約35万円年間 約2.2万円
高等学校(全日制)年間 約38万円年間 約2.2万円

出典:スタディサプリ公式サイトが文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」および学校基本調査をもとに加重平均・月額換算して作成した比較値(2026年7月25日確認)。

⚖️ この比較をどう受け止めるべきか

この数字は事実ですが、比べているものが同じではありません。学習塾費には、時間割による強制力、質問できる相手、進捗を管理する大人、同じ目標の仲間といった要素が含まれています。スタサプの2,178円に含まれるのは授業と演習コンテンツです。

私は塾側にいた人間として、この差額を「塾のぼったくり」と表現するつもりはありません。塾の月謝は、授業そのものだけでなく、教室の維持費、講師の人件費、そして席次や宿題を管理する事務・面談の工数に配分されています。スタサプの月額2,178円が担っているのは、このうち授業と演習コンテンツの部分だけだと考えると、差額の正体がはっきりします。管理と質問対応が不要な生徒にとっては、この差額はそのまま浮きます。必要な生徒にとっては、浮いたのではなく足りていないだけです。

途中でやめた場合の返金は原則なし

⚠️ 12か月一括払い前に必ず知っておくこと

公式の返金ポリシーでは、お客様都合による中途解約および残期間分の返金は原則として受け付けていません。例外は12か月一括払い契約者の一部ケース(団体契約への乗り換え、高校・高専の卒業に伴う解約)に限られ、決済発生日から10か月以上経過している場合は返金がありません。

つまり年払いは「1年間続ける前提で安くなる仕組み」です。数学が合うかどうか判断できていない段階でいきなり年払いを選ぶのは、私はおすすめしません。手続きの流れは解約・退会方法と返金条件の解説にまとめています。

📝 費用に関する注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

🆓 料金条件を公式で確認する

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スタサプ数学が向いている人・向いていない人

📌 合わない人にすすめても意味がない

ここは記事の中で最も正直に書くべき部分だと考えています。月額が安いことは、合わない人が使ってよい理由にはなりません。私が現場で見てきた傾向から、分かれ目を整理します。

向いている人

✅ 効果が出やすいケース

  • つまずいた単元が過去の学年にあると自覚している、または心当たりがある
  • 学校の授業のスピードが速く、もう一度説明を聞き直したい
  • 問題集は持っているが、解説を読んでも理解できない箇所だけを埋めたい
  • 部活や通塾で時間がなく、短時間の授業で要点だけ拾いたい
  • すでに塾に通っていて、塾で扱わない単元や苦手分野を自分で補いたい

向いていない人

❌ 別の手段を検討したほうがよいケース

  • その場で質問して解決したいタイプ(ベーシックコースに質問対応は含まれません)
  • やると決めたことを一人では始められない(外からの強制力が必要)
  • 答案の書き方や減点箇所を見てほしい(記述式の添削は含まれません)
  • 最難関大学の数学で、演習量と難度の両方を教材側に用意してほしい
  • 小学1〜3年生で、動画授業中心の学習を期待している(この学年は演習ドリルが中心)

これらに当てはまる場合、スタサプが悪いのではなく役割が違うだけです。なお、コーチが学習計画や質問対応を担っていた合格特訓コースは提供終了が公式に告知されており、現在、個人が申し込めるのはベーシックコースのみです。質問と管理が必要なら個別指導や家庭教師を、演習の網羅性が必要なら問題集の追加を検討してください。選択肢の比較には学習塾・家庭教師の比較ランキングが判断材料になります。

申し込む前に確認しておきたい3つの注意点

🔺 見落とされやすい仕様

  • 暗記ドリル「スピード暗記」に数学はありません。公式の暗記まで面倒を見てくれるわけではないため、公式の定着は自分で管理する必要があります。
  • 無料トライアル会員の状態では中学講座の動画は視聴できません。中学数学の授業を試したい場合は14日間無料体験の申し込みが前提になります。
  • 「スタディサプリ小学講座・中学講座」はスマホ・タブレットのブラウザでは利用できません(アプリまたはパソコンのブラウザを使用)。学習環境の確認は先にしておくべきです。

スタサプ数学で成績を上げるための具体的な使い方

📌 教材ではなく運用で差がつく

同じ教材を使っても結果が分かれるのは、運用の設計が違うからです。ここでは私が家庭教師として生徒に組んでいる手順を、スタサプの仕様に合わせて置き換えて示します。

💡 分かれ目は「いつ見るか」を先に決めているかどうか

私が担当した生徒の中にもスタサプを併用している子がいました。全員が伸びたわけではありません。振り返ると、成果が出た子には共通点があります。「わからなかったら見る」ではなく、週のどの時間帯にどの単元を見るかを先に決めていたことです。

月額制でいつでも見られる教材は、裏を返せばいつまでも見なくていい教材でもあります。塾のように時間割が外から与えられない以上、視聴枠を生活の中に固定できるかどうかが、そのまま結果を分けます。以下の手順も、実行する曜日と時間を決めて初めて機能します。

最初の1週間でやるべき「戻り先の特定」

🧮 つまずきの位置を確定する手順

① 直近の定期テストを持ってくる
点数ではなく、間違えた問題の単元名だけを書き出します。
② 単元の「前提単元」をさかのぼる
例えば二次関数なら一次関数と方程式、相似なら比と割合まで戻ります。
③ 前提単元の基本問題を白紙で解く
ここで手が止まったら、そこが本当の戻り先です。
④ 該当学年の講座を視聴する
学年をまたいでも追加費用はかかりません。高校生が中学総復習数学に戻っても構いません。
⑤ 視聴後、同じ問題をもう一度白紙で解く
解けて初めて「理解した」と判定します。

1回の学習を「視聴+演習」でセットにする

✏️ 私が生徒に必ず課しているルール

基礎講座は1回約5〜10分と短く設計されています。私はここに「視聴時間の2倍以上の演習時間」をセットにするよう指導しています。5分見たら10分以上手を動かす、という単純な比率です。

理由は、数学において記憶に残るのは解けなかった経験と、解き直して解けた経験だからです。視聴だけを積み上げた生徒は、模試で同じ壁にぶつかりやすくなります。逆にこの比率さえ守れていれば、映像授業は非常に効率のよい入口になります。

ただし、この「2倍」は私が生徒に課している運用上の目安であり、研究データに基づく基準ではありません。演習に使う教材は、講座テキスト→学校で配布された問題集→志望校の過去問の順で十分です。新しい参考書を買い足すより、手元の1冊を2周するほうが数学は伸びると私は考えています。

14日間の無料体験で確認すべきチェックポイント

⭕ 体験期間中に判定できること

  • 講師の話し方に耐えられるか(数学は最も長く付き合う教科なので相性が重要)
  • 今の学年の授業が理解できるか、戻る必要があるか
  • テキストを印刷する運用が家庭で回るか
  • 視聴後に自分で演習まで進めたか(ここが最重要)

無料体験は14日間で、その中に申し込み日を含みます。適用はWebサイトかつクレジットカード決済での手続きに限られ、無料体験終了の24時間前までに利用停止の手続きが必要です。条件の細部は14日間無料体験の全条件をまとめた記事で確認してください。

🗝️ 判断材料をそろえるための最後の一歩

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よくある質問

❓ Q1. スタサプで数学だけを受講することはできますか?

A. 教科ごとに選んで申し込む仕組みではありません。個人向けの有料コースはベーシックコースのみで、月額2,178円(税込・Web申し込み価格)で小1〜高3のすべての講座が視聴できます。結果として数学だけを使うことは自由ですが、数学だけ安くなる料金プランはありません

❓ Q2. スタサプの数学で高校受験・大学受験に対応できますか?

A. 講座としては用意されています。中学講座には高校受験など応用力を養成する1回約27分の授業があり、大学受験講座には東京大学・京都大学・一橋大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学の数学対策講座や、共通テスト対策講座 数学IA・数学IIBCが設けられています(2026年4月時点の公式サイト情報)。ただし添削や質問対応は含まれないため、演習量と答案の検証は別に確保する必要があります。

❓ Q3. スタサプの数学は学校の教科書に対応していますか?

A. 中学講座の数学は、啓林館・東京書籍・学校図書・大日本図書・日本文教出版・数研出版・教育出版の教科書に対応しています。表に記載のない教科書を使っている場合は「共通版」の講座を利用する案内になっています。

❓ Q4. 数学のテキストは購入しないといけませんか?

A. 必須ではありません。テキストは学習Web内でPDFを無料ダウンロードして使えます。冊子で欲しい場合のみ1冊1,320円(税込・送料込)で購入できます。なお小学1〜3年生にはテキストが付きません

❓ Q5. 数学が苦手でもスタサプについていけますか?

A. 学年を超えて戻れる点が助けになります。ベーシックコースでは学年に関係なく小1〜高3の講座を視聴でき、高校講座には中学総復習数学(10講)やベーシックレベルの数学I〜数学IIIも用意されています。ただし、どこまで戻るべきかの判断は自分で行う必要があります。

❓ Q6. 14日間の無料体験で数学の授業は全部見られますか?

A. 14日間無料体験はベーシックコースの全機能が対象で、期間中は有料会員と同じ範囲で視聴できます。ただし適用条件はWebサイトかつクレジットカード決済での申し込みに限られ、14日間には申し込み日を含みます。申し込み前の無料トライアル会員の状態では一部の講義動画しか見られず、中学講座の動画は視聴できない点に注意が必要です

まとめ:スタサプの数学は「戻れる映像授業」として使えば強い

インフォグラフィック

🎯 この記事の結論

スタサプの数学は、つまずきの原因が過去の学年にある人にとって、最も費用対効果の高い選択肢のひとつです。一方で、質問対応・添削・強制力は含まれないため、それらが必要な人には別の手段が要ります。

  • 個人向けの有料コースはベーシックコースのみ。月額2,178円(税込・Web価格)で小1〜高3の数学が見放題
  • 中学数学は堺・齋田・迫田・大辻ほか、高校数学は山内・堺が担当(いずれも公式サイト掲載分)。高校は4レベル構成
  • 大学別・共通テスト別の数学対策講座もあるが、演習と答案検証は自前で用意する前提
  • 年払いは月あたり1,815円まで下がるが、中途解約の返金は原則なし
  • 成果を分けるのは教材ではなく、視聴時間の2倍以上を演習に充てる運用

🔰 最終判定の目安

本文で挙げた「向いている人」の条件(過去の単元に戻りたい/授業の補強に使いたい/短時間で要点を確認したい/演習時間を自分で確保できる)のうち、2つ以上に当てはまるなら試す価値があります。逆に「向いていない人」の条件(その場で質問したい/一人では始められない/記述答案の添削が要る/最難関大の演習量まで求める)に2つ以上該当するなら、個別指導や家庭教師の併用を先に検討してください。

📩 最後に:迷っているなら14日間で判定する

ここまで読んで判断がつかない場合、机上で悩み続けるより実際に1単元を視聴して演習まで進めるかを試すほうが早く結論が出ます。無料体験の適用条件(Web申し込み・クレジットカード決済・終了24時間前までの手続き)だけ守れば、費用は発生しません。

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🎓 執筆者プロフィール

元塾講師のひとりごと 執筆者kouのプロフィール画像

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)
専門領域:中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導。指導歴は10年を超えます。

中学時代は早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部へ進学し、在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はプロ家庭教師として現場に立ちながら、教育サービスの情報を発信しています。

この記事を書く資格がある理由:塾側の内部事情と、家庭教師として個々の生徒のつまずきを直接見てきた経験の両方を持ち、スタディサプリを併用する生徒の指導経験もあるため、映像教材の効果と限界を利害から離れて判断できると考えています。

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📋 調査概要

  • 調査対象:スタディサプリ(小学講座・中学講座・高校講座・大学受験講座)の数学・算数コンテンツ、料金体系、返金ポリシー
  • 調査方法:公式サイトの掲載情報の調査、公的統計の確認、著者の指導経験に基づく分析
  • 調査実施日:2026年7月25日
  • 情報の限界:著者は全講座を受講した当事者ではありません。講座内容・講師の指導方針については公式サイトの掲載範囲での確認にとどまり、個々の授業を全編視聴して評価したものではありません。また、利用者へのアンケートや個別ヒアリングは実施していません。講座数は公式サイトが2026年4月時点として掲載している数値であり、現在の内容と異なる可能性があります。また、教科書改訂や新課程に対して講座がどの頻度で更新されるのかについては、公式サイト上に明示された記載を確認できませんでした。
  • 利益相反の有無:本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。読者が申し込んだ場合、当サイトに紹介料が発生します。評価内容は紹介料の有無に影響されません。

📚 参考文献・引用元

🏷️ 更新情報

公開日:2026年7月25日/最終更新日:2026年7月25日
※情報変更があった場合は随時更新します。
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。