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スタサプとは?料金・講座内容・注意点を元塾講師が徹底解説

インフォグラフィック

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🎓 この記事を書いた人

元塾講師のひとりごと 運営者 kou のプロフィール画像

kou/教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
早稲田アカデミーで多数の受験生を指導。慶應義塾高等学校・慶應義塾大学経済学部卒。中学受験から大学受験、中高一貫校生・浪人生まで幅広く担当し、スタサプを併用している生徒の指導経験があります。
プロフィール運営理念

🎯 結論

結論:スタサプとは、リクルートが運営する月額2,178円(税込・Web申込時)のオンライン学習サービスで、1つの契約で小1〜高3の映像授業と演習がすべて使えるのが最大の特徴です。「授業のわかりやすさをコストで買う」設計であり、逆に言えば、質問対応や強制力といった塾が持つ機能は含まれていません。

📌 この記事を読むとわかること

  • スタサプの仕組みと、何にお金を払っているのか
  • 月額料金の内訳と、テキスト代など追加で発生する費用
  • 小学・中学・高校/大学受験、それぞれの講座で何ができるのか
  • 塾では起きない、スタサプ特有のつまずきポイント
  • 14日間無料体験の適用条件と、料金を発生させないための期限

💬 はじめに

「塾は高いけれど、月2千円台の教材で本当に足りるのか」——最もよく受ける質問です。私は塾の現場でスタサプを併用する生徒を受け持った経験があり、そこで痛感したのは「効く子」と「ほとんど再生されないまま終わる子」の差がはっきり出る教材だということでした。

料金や対応範囲といった事実は公式の一次情報に基づいて整理し、そこに指導者としての解釈を加えます。私自身が全講座を受講した立場ではないため、体験として書けない部分はその旨を明示しました。

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

私の早稲アカ講師時代の給与明細

早稲アカで働いていた証明として、当時の給与明細を載せておきます。

  1. スタサプとは?
    1. スタサプとは、小1から高3までの授業が定額で見られるオンライン学習サービス
    2. 運営会社はリクルート。通信教育ではなく「見放題型」の教材
    3. ベーシックコースで使える主な機能
  2. スタサプの料金はいくら?月額と追加費用を分解する
    1. ベーシックコースは月額2,178円。12か月一括なら月あたり1,815円
    2. 塾・通信教育の平均費用と比べてどうか?
    3. 月額以外にかかる費用と自動更新のルール
  3. 講座別に見るスタサプの中身と対応範囲
    1. 小学講座は学年で構成が変わる。応用レベルは中学受験も視野に
    2. 中学講座は9教科対応。内申点対策まで届くのが強み
    3. 高校講座・大学受験講座は4レベル制。志望校別対策まで見放題
  4. スタサプが向いてる子と向かない子
    1. 映像授業が効くのは「どこがわからないか」を言語化できる生徒
    2. 学年をまたげる設計の本当の価値は「戻れること」
    3. 公式サイトの利用者の声をどう読むか?
  5. 申し込み前に知っておきたい注意点
    1. 強制力がない。続けられるかは家庭の設計次第
    2. 端末・動作環境に見落としがちな制約がある
    3. 返金は原則なし。解約は「利用停止」と「退会」で手順が違う
    4. 個人契約から学校契約への引き継ぎはできなくなっている
  6. スタサプの始め方と14日間無料体験を無駄にしない使い方
    1. 登録から受講開始までは3ステップ
    2. 14日間無料体験の条件と料金を発生させない期限
  7. よくある質問
  8. まとめ:スタサプとは「授業」を安く買える教材。環境は自分で用意する

スタサプとは?

🔰 この章でわかること

スタサプという言葉は、講座名・コース名・アプリ名が混ざって使われがちです。まずは「誰が運営し、何を契約すると、何が使えるのか」という骨組みを固めておくと、後の料金や講座の話が一気に整理されます。

スタサプとは、小1から高3までの授業が定額で見られるオンライン学習サービス

📌 定義

スタサプとは、リクルートが運営するオンライン学習サービス「スタディサプリ」の略称です。月額2,178円で、小1〜高3の映像授業と演習が学年を問わず使い放題になります。

プロ講師の映像授業と演習問題、テキストPDFがセットになっており、「ベーシックコース」を1つ契約すれば、現在の学年や年齢に関係なく小学講座・中学講座・高校講座・大学受験講座のすべてを視聴できます。専用端末の購入は不要で、手持ちのパソコン・タブレット・スマートフォンで受講します。

つまり中学2年生でも、小学校の算数に戻ることも、高校の英文法を先に見ることも、追加料金なしでできる設計です。ここがスタサプを理解するうえでの出発点になります。

運営会社はリクルート。通信教育ではなく「見放題型」の教材

🏢 運営会社の基本情報

項目内容
販売事業者株式会社リクルート
代表者牛田 圭一
本社所在地東京都千代田区丸の内1-9-2
電話窓口0120-500-658(月〜金 12:00〜19:00/祝日・年末年始等を除く)

出典:スタディサプリ「特定商取引法に基づく表記」(2026年7月23日確認)

✏️ 教材の性格をどう捉えるか

従来の通信教育は「毎月、その学年の教材が届く」月別配信型が主流でした。スタサプはこれと違い、最初から全学年ぶんの棚が開いている図書館型です。この違いは、学習の主導権が誰にあるかを変えます。届いた教材をこなす形式では進度は運営側が決めますが、スタサプでは「今どこを見るか」を家庭側が決めなければならない。安さの裏側にあるのは、この自由度と引き換えの負担です。

🆚 一般的な月別配信型の通信教育との違い

「進研ゼミやスマイルゼミと何が違うのか」は最も多い疑問ですが、他社の最新条件は本記事の調査対象外のため、ここではスタディサプリ公式が自社の特徴として明示している3点のみを事実として挙げます。他社との比較検討をされる場合は、必ず各社の公式サイトで最新条件をご確認ください。

公式が挙げる特徴内容
専用端末が不要手持ちのパソコン・タブレット・スマートフォンのアプリで受講できる
学年が上がっても定額12か月一括払いで月あたり1,815円のまま。学年による値上がりがない
全機能を無料体験できる初回はベーシックコースのすべての機能を14日間試せる(一部機能のみの体験ではない)

出典:スタディサプリ中学講座「“スタサプならでは”の魅力」(2026年7月23日確認)

ベーシックコースで使える主な機能

✅ 契約すると使えるもの

  • 映像授業:小1〜高3の全講座。高校・大学受験講座は7教科26科目・約4万本と公式に案内されています
  • 演習問題・ドリル:自動採点つき。中学講座は定期テスト対策の「厳選予想問題」「スピード暗記」も利用可
  • 授業テキスト:PDFのダウンロードは無料(一部ダウンロードできないテキストもあり)
  • まなレポ:保護者向けの学習進捗管理画面。学習時間や正答率をメールでも通知
  • サプモン:学習でコインを貯めて楽しむ、小中学生向けのモチベーション機能

⚠️ 「見放題」に含まれないもの

公式サイトのベーシックコース案内には、個別の質問対応・記述答案の添削・学習計画の伴走といったサービスの記載はありません。合格実績ページには「合格特訓コース」「コーチ」という別サービスに言及した合格者の声が掲載されていますが、本記事の調査範囲ではその料金体系を確認できなかったため、金額の記載は控えます。ベーシックコースは「教材の提供」までであると理解しておくのが安全です。

スタサプの料金はいくら?月額と追加費用を分解する

💰 この章でわかること

スタサプの価格は一見シンプルですが、申し込み経路によって金額が変わるという落とし穴があります。ここでは正規の月額と年額、そして月額以外に発生しうる費用まで、公式の料金ページに沿って分解します。

ベーシックコースは月額2,178円。12か月一括なら月あたり1,815円

🔢 料金表(税込・小中高すべて共通)

支払い方法金額備考
月払い月額 2,178円いつでも利用停止可
12か月一括払い総額 21,780円(月あたり1,815円)月払いに対し2か月分(4,356円)お得
入会金・初期費用0円公式に「一切不要」と明記
アプリ内決済の場合公式サイト上の例では月額2,800円Apple・Googleの決済手数料を含むため

出典:スタディサプリ中学講座 料金ページほか各講座料金ページ(2026年7月23日確認)

❗ 見落としやすい最重要の条件

公式サイトには、表示価格はWebサイトでの受講申し込み手続きをした場合のみ適用されると繰り返し注記されています。アプリ内決済はApple・Googleの決済手数料を含むため、同じ内容でも価格が変わります。公式サイトに掲載された表示例(月額2,800円)どおりであれば差額は月600円台となり、申し込みはブラウザから行うのが基本です。

あわせて、公式には「コース利用中はお支払い方法を変更できません」とも明記されています。月払いか12か月一括か、決済手段をどれにするかは、申し込みの時点で決めておく必要があります。

料金の内訳や支払いサイクルをさらに細かく知りたい方は、月額2,178円の内訳と請求タイミングを整理した解説もあわせてご覧ください。

塾・通信教育の平均費用と比べてどうか?

📊 学習塾費との比較(月額換算)

スタディサプリ公式サイトは、文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」の学習塾費(支出者平均額)を根拠に、塾・通信教育との比較を掲載しています。中学・高校は年額での提示のため、比較しやすいよう12で割った月額換算値を併記しました。

1か月あたりの費用比較(学習塾費の平均 vs スタサプ) 単位:円/月 ※中学・高校は年額を12で割った換算値 高校生の学習塾費 約31,700円(年 約38万円) 中学生の学習塾費 約29,200円(年 約35万円) 小学生の学習塾費 約13,357円 スタサプ(月払い) 2,178円 スタサプ(年一括) 1,815円 出典:文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」学習塾費(支出者平均額)に基づくスタディサプリ公式サイト掲載値。 中学・高校の月額換算は当サイトによる計算。スタサプの価格はWebサイト申込時のもの(2026年7月23日確認)。

💡 この比較を読むときの注意

グラフの差は確かに大きいのですが、この2つは同じものを比べていません。塾の月謝を運営側から分解すると、おおよそ講師の人件費、教室の家賃・光熱費、そして進度管理や保護者面談といった管理コストに分かれます。授業そのものが占める割合は、多くの方が想像するより小さいというのが現場の実感です。

スタサプは、このうち人件費を映像で1回に圧縮し、教室費と管理コストをまるごと外した価格だと考えると腑に落ちます。つまり差額の大半は授業の質ではなく、「勉強せざるを得ない場所」と「進み方を管理してくれる人」の対価です。安いから乗り換えるという判断ではなく、その2つを家庭で代替できるかどうかで考えるのが正しい比較の仕方だと考えます。

月額以外にかかる費用と自動更新のルール

💳 追加で発生しうる費用

  • テキスト冊子:1冊1,320円(税込・送料込)。PDFを自分で印刷すれば購入は不要です
  • 通信費:インターネット接続料は自己負担。Wi-Fi環境で授業を事前ダウンロードすれば、外出先の通信量を抑えられます
  • 印刷費:テキストを紙で使う場合のインク・用紙代

⚠️ 契約は自動更新。止めるなら「更新日の24時間前」まで

ベーシックコースの契約は自動更新です。公式サイトには、更新の24時間前までに利用停止手続きを行うことで自動更新を停止できると明記されています。それ以降の手続きでは次回分が請求される場合があります。また、利用停止に伴う残期間分の払い戻しは行われません(例外は後述します)。カレンダーに更新日をメモしておくことを強くおすすめします。

📝 費用に関する注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

【PR】スタサプ高校講座・大学受験講座の最新料金を公式サイトで確認する

※PR・広告/※価格・条件は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。

講座別に見るスタサプの中身と対応範囲

📋 この章でわかること

同じ料金でも、学年ごとに「何が入っているか」はかなり違います。とくに小学1〜3年と4年以上、中学の実技4教科、高校のレベル分けは、申し込み前に知っておかないと期待とずれます。

小学講座は学年で構成が変わる。応用レベルは中学受験も視野に

🔍 小学講座の構成

学年主な内容
小1〜小3ドリル演習が中心。1回約5分。小1・2は算数と国語、小3から理科・社会も。公式表記は「小1・2・3年生にはテキストはつきません」
小4〜小6国算理社の映像授業(1回約10分)+確認ドリル。基礎レベルと応用レベルの2段階
応用レベル中学入試を見据えた演習中心の講座。算数は繁田和貴講師、国語は山崎萌講師、理科は相馬英明講師、社会は玉田久文講師が担当

💡 小学生に使うなら、私はここを見ます

公式サイトには、通塾中の家庭が「塾で質問できなかった単元を家で見直す」使い方をしている保護者の声が複数掲載されています。これは指導者の実感とも一致します。集団塾で最も損なわれやすいのは「その場で聞けなかった1問」であり、そこを埋める補助輪として映像授業は相性がいい。逆に、塾に通わず小学講座だけで中学受験の全範囲をカバーしようとするのは無理があります。応用レベルの講義数は学年により各科目12〜30講で、大手塾のカリキュラム総量とは前提が違うためです。

低学年からの使い方や実際の評価については、小学講座に絞って良い点と物足りない点を検証した記事で詳しく扱っています。

中学講座は9教科対応。内申点対策まで届くのが強み

⭕ 中学講座で評価できる点

  • 映像授業は主要5教科、演習は実技4教科を含む9教科に対応(音楽・美術・技術家庭・保健体育)
  • 教科書別の「定期テスト厳選予想問題」。英語は長文問題・英作文問題まで用意
  • 一問一答形式の暗記ドリル「スピード暗記」(数学・国語は対象外)
  • 基礎講座は1回約5分、高校受験など応用講座は1回約27分の本格解説
  • 英検®の対策動画・過去問演習・単語レッスンも用意されている

📋 申し込み前に「自分の教科書があるか」を確認する

中学講座の定期テスト対策は教科書準拠のため、お子さんが使っている教科書が対応リストにあるかどうかで使い勝手が変わります。公式が公表している対応出版社は次のとおりです。

教科対応教科書(出版社)
英語東京書籍/開隆堂/三省堂/教育出版/光村図書/啓林館
数学啓林館/東京書籍/学校図書/大日本図書/日本文教出版/数研出版/教育出版
国語光村図書
理科東京書籍/啓林館/大日本図書/学校図書/教育出版
社会東京書籍/帝国書院/教育出版/日本文教出版/山川出版社(歴史)/育鵬社(歴史・公民)

リストにない教科書を使っている場合は「共通版」講座を利用する案内になっています。国語は光村図書のみという点は、事前に把握しておきたいところです。(2026年7月23日確認)

🗣️ 実技4教科に手が届く意味

ここは、指導者としてはっきり価値があると考える部分です。公立高校入試で内申点の比重が高い地域ほど、実技4教科は合否を動かします。にもかかわらず、多くの塾は5教科しか扱わず、実技のテスト対策は生徒が独力でやるしかない。ここに演習と暗記ドリルが用意されているのは、月額2千円台の教材としては明確な強みです。私が生徒に「これは使っていい」と伝えるとしたら、まずこの部分になります。

❌ 高校受験対策の対応範囲には明確な線がある

中学講座の「受験対策実践[公立標準]」について、公式サイトは標準・難関レベルの公立高校入試に対応するものであり、私立高校の入試、公立高校入試の共通問題以外の問題(東京都の自校作成問題、神奈川県の特色検査など)、大阪府のC問題には対応していないと明記しています。都立進学指導重点校や難関私立を志望する場合、この講座だけでは過去問演習の土台に届きません。

中学生が実際にどう使い、どこで効果を感じているかは、中学講座の評判を検証した記事に整理しています。

高校講座・大学受験講座は4レベル制。志望校別対策まで見放題

📊 高校・大学受験講座のレベル設計

レベル想定する到達点
トップレベル最難関国公立・最難関私立大学
ハイレベル難関国公立・難関私立大学
スタンダードレベル一般的な国公立・私立大学
ベーシックレベル教科書レベルの基礎項目

加えて、東京大学・京都大学・一橋大学・旧帝大・早稲田・慶應義塾などの志望校別対策講座、共通テスト対策講座も追加料金なしで受講できます。英語の関正生講師・肘井学講師、古文漢文の岡本梨奈講師、日本史の伊藤賀一講師など、市販の参考書を多数執筆している講師が担当しています。

📈 同じ料金に含まれる、見落とされがちな講座

  • 共通テスト対策のリスニング機能:聞き取った英文を書き出すディクテーションと、お手本音声に合わせた音読トレーニング
  • 小論文講座:ベーシック/ハイ・スタンダードの各レベル(神﨑史彦講師)
  • 英検®対策講座:3級・準2級・2級
  • 公務員試験対策:数的推理・判断推理・政治経済
  • 簿記対策:日商簿記3級・2級、全商簿記3級・2級

学校推薦型・総合型選抜で小論文が必要になる受験生にとって、小論文講座が追加料金なしで含まれる点は費用面の意味が大きいと考えます。

💬 大学受験でスタサプが最も効くのはどこか

私見ですが、大学受験におけるスタサプの真価は志望校別対策講座ではなく、ベーシック〜スタンダードレベルの網羅性にあると考えます。受験で最も詰まるのは「難問が解けない」ことではなく、高1の途中で落とした基礎が高3まで残っていることだからです。学年を自由に遡れる設計は、この穴を最短で埋めるのに向いています。実際、公式サイトの合格者の声にも、苦手科目を根本から組み直したという趣旨の報告が複数見られます。

💬 講師が合わなかったときの逃げ道があるか

映像授業を勧めるときに私が最も気にするのが、この点です。塾では担当講師と相性が悪くても、原則としてその講師で1年を過ごすことになります。スタサプは同じ科目に複数のレベル・複数の担当講師がいるため、「この人の説明は入ってこない」と感じたら別の講座に移れる——これは対面では得にくい選択肢です。

実際、公式に掲載された利用者の声にも、中学生が高校講座の授業のほうがテンポが合うと感じて視聴していた、という趣旨の事例があります。合わない授業を我慢して見続けるより、まず講師を替えてみる。無料体験の14日間で、同じ単元を別の講座で見比べておくと、この逃げ道が使えるようになります。

📝 合格実績の読み方について

公式サイトの大学合格実績ページには、掲載条件として「受験直前6か月間に3か月以上の会員登録期間があり、受講時間が30時間以上あった会員の合格校のみ掲載」と記載があります。つまり、スタサプ単独での成果ではなく、塾・予備校との併用者も含まれる数字です。この条件を踏まえて読む必要があります。

定期テストと受験対策のどちらを軸に使うかで評価が変わるため、高校講座の使いどころを整理した記事も参考にしてください。

🧭 学年別に公式サイトを見比べる

ここまでで「どの講座を使うことになるか」の見当がついたら、該当する講座のページで最新の講座ラインナップと価格を確認するのが次の一歩です。

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※PR・広告/※対応教科書・講座数は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。

スタサプが向いてる子と向かない子

🗣️ この章でお伝えすること

ここからは、公式サイトの機能説明では読み取れない部分です。同じ教材でも成果に大きな差が出る理由を、指導現場で見てきた範囲でお話しします。

映像授業が効くのは「どこがわからないか」を言語化できる生徒

💬 現場で感じた分かれ目

スタサプを併用している生徒を指導していて印象的だったのは、成果が出る子は「今日は食塩水の文章題の、表の書き方だけ見る」という、単元よりさらに細かい粒度で再生していたことです。逆に、伸びなかった子は「数学が不安だから数学の授業を見る」という粒度で、結果として単元の先頭から順に流し、3本目あたりで止まっていました。

ここで起きているのは、実は学習ではなく「診断」です。数千本の中から今日の1本を選ぶという行為は、自分の穴がどこにあるかを自分で特定する作業にほかなりません。塾ではこの診断を講師が代行しますが、スタサプでは生徒か保護者が引き受けることになります。高校・大学受験講座だけで約4万本という物量は、診断ができる生徒には巨大な武器で、できない生徒には選択の負荷でしかありません。

公式もこの弱点は認識しており、高校・大学受験講座には志望校に応じた講師監修の学習プランが用意されています。ただしプランが示すのは「標準的な順番」であって「今日のあなたの穴」ではありません。診断の部分は、依然として手元に残ります。

学年をまたげる設計の本当の価値は「戻れること」

📖 先取りより、遡りに使ってほしい

「小1〜高3が見放題」と聞くと、多くの方が先取り学習を思い浮かべます。しかし指導者として価値を感じるのは逆方向です。中学生の「数学がわからない」の大半は、小数・分数・割合・比のどこかに原因があります

ところが塾は、構造上そこへ戻れません。集団指導はクラス単位で進度が固定されており、ひとりのために2学年ぶん引き返すことができない。個別指導でも、限られたコマ数は今週のテスト範囲に使うほうが保護者への説明がつきます。そして生徒本人が、中2の教室で小5の教材を開くことを嫌がる。「戻れない」のは講師の怠慢ではなく、進度固定・コマ単価・本人のプライドという三つの制約が重なった結果です。

自宅で、誰にも見られずに、追加料金なしで小学校の単元に戻れる設計は、この三つを同時に外します。スタサプを検討する価値が最も高いのは、実はこの「戻る必要がある生徒」です。

公式サイトの利用者の声をどう読むか?

📚 掲載情報の性質を理解する

公式サイトには、定期テストで5教科合計125点上がった、偏差値が中2の65から中3で72になったといった事例が掲載されています。いずれも実在の利用者インタビューとして紹介されているものですが、サービス提供者が選んで掲載している成功事例である点は踏まえる必要があります。掲載されている家庭の多くは、塾との併用や保護者の関与についても具体的に語っており、「スタサプだけで自動的に上がった」わけではないことがインタビュー本文からも読み取れます。数字そのものより、そこに書かれた使い方のほうが参考になります。

申し込み前に知っておきたい注意点

⚠️ この章でお伝えすること

ここはメリットではなく、契約後に「聞いていない」となりやすい部分だけを集めました。判断材料として最も重要な章だと考えています。

強制力がない。続けられるかは家庭の設計次第

📉 最大のリスクは「使われないまま課金が続く」こと

塾には通う時間と場所がありますが、スタサプにはありません。「まなレポ」で学習時間を把握できるとはいえ、それは記録であって強制ではない。月額が安いぶん解約の動機も生まれにくく、使われないまま自動更新が続く事態が起こりえます。導入するなら、曜日と時間を決めて学習を生活に埋め込むところまでを家庭で設計してください。

💬 「まなレポ」は使い方を誤ると逆効果になります

学習時間と正答率が保護者に通知される機能は、家庭学習の可視化として優秀です。ただし現場感覚として申し上げると、この数字を「詰める材料」に使った瞬間、子どもは数字を作りにいきます。動画を再生したまま別のことをする、簡単な単元だけ回して正答率を上げる——どちらも私が実際に見てきた行動です。

公式もこの機能を「毎日『勉強したの?』と聞く負担を減らすもの」と位置づけています。時間が短い日を責めるためではなく、続いている日を認めるために見る。この使い方に徹したご家庭のほうが、結果として学習が定着していた印象があります。

端末・動作環境に見落としがちな制約がある

🔺 ブラウザ利用の制限に注意

公式のよくある質問(推奨端末・ブラウザの案内)には、「スタディサプリ小学講座・中学講座」は仕様上、スマートフォン・タブレットのブラウザでは利用できないと記載されています。アプリを使えばスマホ・タブレットで受講できますが、ブラウザで使いたい場合はパソコンが必要です。タブレットアプリはディスプレイ8インチ以上(Android)といった条件もあるため、手持ちの端末で使えるかは申し込み前に推奨環境の確認を

出典:スタディサプリ よくある質問「推奨端末・ブラウザは何ですか?」(2026年7月23日確認)

返金は原則なし。解約は「利用停止」と「退会」で手順が違う

❌ 返金ポリシーの要点

  • お客様都合の中途解約・残期間分の返金は原則なし(月額プランは対象外、日割り返金もなし)
  • 例外は12か月一括払いの契約で、①団体契約への乗り換え、②高校・高専の卒業に伴う場合のみ
  • 例外に該当しても、決済発生日から10か月以上経過している場合は返金なし。返金は自動では行われず、問い合わせフォームからの申し出が必要です

出典:スタディサプリ「返金ポリシー」(2026年7月23日確認)

❗ 「やめたつもり」が一番危ない

スタサプには学習用の「学習Web」と契約管理用の「サポートWeb」という2種類のアカウントがあります。課金を止めるのは有料コースの利用停止であり、アカウントを消す退会とは別の手続きです。退会だけしたつもりで課金が続く、あるいは利用停止だけで満足してアカウントが残る、という取り違えが起こりやすい構造になっています。

手続きの順番と締め切りを間違えると1か月分が無駄になるため、利用停止と退会の正しい手順をまとめた記事で事前に流れを確認しておくと安心です。

個人契約から学校契約への引き継ぎはできなくなっている

🔺 2026年2月26日からのルール変更

公式のよくある質問によると、2026年2月26日より、個人で利用していたアカウントを学校利用に引き継ぐことはできなくなりました。学校でスタディサプリを導入している場合は、個人契約を利用停止したうえで、あらためて学校契約の登録が必要になります。進学先が団体導入校の場合は、契約時期を考えておくと無駄が出ません。

あわせて、特定商取引法に基づく表記には「団体申込コースは途中解約できません」と明記されています。学校経由で申し込む場合は、個人契約とはルールが別になる点にご注意ください。

出典:スタディサプリ よくある質問(学校利用への引き継ぎ)特定商取引法に基づく表記(2026年7月23日確認)

📝 進路選択に関する注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

スタサプの始め方と14日間無料体験を無駄にしない使い方

🧭 この章でわかること

スタサプには初回限定の無料体験がありますが、適用条件が細かく決まっています。ここを外すと初日から課金が始まるため、手順と期限を先に押さえておきましょう。

登録から受講開始までは3ステップ

📋 申し込みの流れ

① Webサイトから新規会員登録
ブラウザで公式サイトを開き、登録情報を入力して会員登録を完了します。アプリからではなくWebサイトから、かつクレジットカード決済で申し込むのが、正規価格と14日間無料体験の適用条件です。
② パソコン・スマホ・タブレットでログイン
パソコンはログイン画面から、スマホ・タブレットは専用アプリをダウンロードしてログインします。
③ 講座を選んで受講開始
メニューの「講座一覧」から科目とレベル、単元を選択。テキストを表示しながらすぐ視聴できます。よく見る講座は「マイ講座」に登録でき、再生速度の変更も可能です。

14日間無料体験の条件と料金を発生させない期限

🆓 無料体験の適用条件

  • 対象は初回の方
  • Webサイトから、かつクレジットカード決済で申し込んだ場合のみ適用
  • 14日間には受講申し込み日が含まれる(申込日が1日目)
  • ベーシックコースの全機能を14日間試せる
  • 無料体験終了の24時間前までに利用停止の手続きをすれば料金は発生しない

💡 14日間で確かめるべきこと

体験期間にやるべきなのは、全科目をざっと眺めることではありません。お子さんが今いちばん苦手な単元をひとつ決め、そこだけを実際に「授業→ドリル」まで通すことです。そこで手が動くか、「わかった」と言えるか。それが合うかどうかの答えになります。加えて、手持ちの端末で問題なく再生できるかもこの期間に必ず確認してください。

無料体験の細かい条件や、期間内に確認しておくべきポイントについては14日間の全条件をまとめた解説で網羅しています。

よくある質問

❓ Q1. スタサプとは何ですか?

A. 株式会社リクルートが運営するオンライン学習サービス「スタディサプリ」の略称です。ベーシックコースに申し込むと、学年に関係なく小1〜高3の映像授業と演習が定額で利用できます。専用端末は不要で、パソコン・タブレット・スマートフォンのアプリから受講します。

❓ Q2. スタサプの料金は月いくらですか?

A. ベーシックコースの月払いは月額2,178円(税込)、12か月一括払いは総額21,780円で月あたり1,815円です。この価格はWebサイトから申し込んだ場合に適用されます。iOS・Androidアプリ内決済では決済手数料が含まれるため、公式サイト上の表示例は月額2,800円となっています。入会金・初期費用はかかりません。

❓ Q3. スタサプは無料で使えますか?

A. 初回の方は14日間の無料体験を利用できます。ただしWebサイトから、かつクレジットカード決済で申し込んだ場合に限られます。14日間には受講申し込み日が含まれ、無料体験終了の24時間前までに利用停止の手続きをしないと料金が発生します。

❓ Q4. スタサプだけで高校受験や大学受験に合格できますか?

A. 公式サイトには、塾に通わずスタサプ中心で合格したという合格者の声が掲載されています。ただし中学講座の受験対策実践講座は標準・難関レベルの公立高校入試に対応するもので、私立高校入試、東京都の自校作成問題、神奈川県の特色検査、大阪府のC問題には対応していないと公式に明記されています。志望校の出題形式に合うかを必ず確認してください。

❓ Q5. スタサプを解約したらお金は返ってきますか?

A. 原則として中途解約による残期間分の返金はありません。例外は12か月一括払いの契約で、団体契約への乗り換えに伴う場合と、高校・高専の卒業に伴う場合のみです。この場合も決済発生日から10か月以上経過していると返金は発生せず、手続きは問い合わせフォームからの申し出が必要です。

❓ Q6. スタサプはスマートフォンだけで受講できますか?

A. 小学/中学/高校/大学受験講座のアプリを使えばスマートフォンでも受講できます。ただし公式の推奨環境の案内では、「スタディサプリ小学講座・中学講座」は仕様上スマートフォン・タブレットのブラウザでは利用できないとされています。ブラウザで使う場合はパソコンが必要になる点に注意してください。

❓ Q7. 兄弟で1つの契約を使い回せますか?

A. 1契約を兄弟で共用してよいかについて、明確に許可・禁止を述べた記載は、今回の調査範囲の公式情報では確認できませんでした。ただしスタディサプリには学習用の「学習Web」と契約管理用の「サポートWeb」があり、よくある質問には「ごきょうだいでご利用されている場合や複数のアカウントをお持ちの場合、別のアカウントでログインしている可能性があります」という案内があります。学習履歴やまなレポは学習アカウント単位で記録される前提のため、兄弟それぞれの進捗を管理したい場合は個別の契約が必要になると考えられます。正確な可否は公式窓口にご確認ください。

まとめ:スタサプとは「授業」を安く買える教材。環境は自分で用意する

インフォグラフィック

🎯 この記事の結論

スタサプは、プロ講師の授業と演習を月額2,178円で手に入れられる、費用対効果の非常に高い教材です。ただし塾が提供している「勉強せざるを得ない環境」は含まれていません。この一点を理解したうえで導入できるかどうかが、成果を分けます。

  • 運営はリクルート。1契約で小1〜高3の講座がすべて視聴可能
  • 月額2,178円/12か月一括21,780円(月あたり1,815円)。正規価格の条件はWebサイト申込・クレジットカード決済
  • 中学講座は実技を含む9教科対応。内申点対策まで届くのは大きな強み
  • 高校・大学受験講座は4レベル+志望校別対策まで見放題
  • 返金は原則なし、契約は自動更新。更新日の24時間前までの利用停止手続きが必須
  • 私立高校入試や自校作成問題などは受験対策講座の対象外

⭕ スタサプが向いている人

  • つまずいた単元がはっきりしていて、ピンポイントで戻って復習したい
  • 塾に通っているが、質問しそびれた箇所を家で埋めたい
  • 部活や習い事が忙しく、短時間・自分のペースで進めたい
  • 公立中学で実技教科を含めた定期テスト・内申点対策をしたい
  • 得意科目を学年を越えて先取りしたい

❌ 慎重に検討したほうがいい人

  • ひとりだと机に向かえない——強制力と伴走を求めるなら塾や家庭教師のほうが確実です
  • その場で質問したい——ベーシックコースに個別質問対応の案内はありません
  • 難関私立高校や自校作成問題の入試が第一志望——受験対策講座の対象外です
  • 記述答案の添削を受けたい——自動採点と解説が中心の設計です
  • 中学受験を塾なしで完結させたい——応用レベル講座だけでは総量が足りません

🗝️ 迷っているなら、14日間で試してから決める

スタサプは、合うかどうかを言葉で悩むより実際に1単元通したほうが早く答えが出るタイプの教材です。初回の方は14日間の無料体験が使えます(Web申込・クレジットカード決済が条件、終了24時間前までの利用停止で料金は発生しません)。

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※PR・広告/※無料体験の条件は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。

🎓 著者プロフィール

元塾講師のひとりごと 運営者 kou のプロフィール画像

kou/教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)
専門領域:中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害の学習指導

この記事を書く資格:中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部に進学し、在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。指導歴は10年を超え、現在はプロ家庭教師として個別に生徒を担当しています。スタサプを併用する生徒を実際に受け持った経験があり、映像教材が学習の中でどう機能し、どこで止まるのかを現場で観察してきました。本記事の事実部分はすべて公式の一次情報にあたって確認し、私の解釈と明確に区別して記述しています。

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📝 調査概要

  • 調査対象:スタディサプリ(小学講座・中学講座・高校講座・大学受験講座/ベーシックコース)
  • 調査方法:スタディサプリ公式サイト(各講座ページ・料金ページ・特定商取引法に基づく表記・よくある質問・返金ポリシー・大学合格実績ページ)および株式会社リクルート会社概要の調査/文部科学省統計の確認/著者の指導経験に基づく考察
  • 調査実施日:2026年7月23日
  • 情報の限界:著者は本サービスの全講座を受講した立場ではないため、授業内容そのものの体験レビューは行っていません。また、合格特訓コースの料金体系、および独立した第三者機関による受講者アンケートの数値は、今回の調査では確認できませんでした。記事中の利用者の反応に関する記述は、公式サイトに掲載された事例に基づくものであり、サービス提供者が選定した情報である点を踏まえてお読みください。
  • 利益相反の有無:本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。リンク経由の申し込みにより当サイトが報酬を得る場合がありますが、評価内容に影響を与えないよう、デメリット・対応範囲外の事項も同一の基準で記載しています。

📝 更新情報

公開日:2026年7月23日/最終更新日:2026年7月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。