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✏️ この記事を書いた人
🎯 結論:ベーシックコースは「映像授業と演習が全学年見放題になる、スタサプの中心コース」です
結論からお伝えします。スタディサプリのベーシックコースは、月額2,178円(税込)、クレジットカードの12か月一括払いなら年額21,780円=月あたり1,815円で、対象講座の授業が学年をまたいで見放題になるコースです。入会金や教材費はかからず、テキストもPDFなら無料でダウンロードできます。
一方で、質問対応やコーチングは付きません。しかもコーチング付きの「合格特訓コース」は2026年3月30日で提供終了と発表されており、個人で選べる有料コースは実質ベーシックコース中心になりました。つまり「安いプラン」ではなく「これがスタサプ本体」と理解するのが正確です。
📋 この記事を読むと解決すること
- ベーシックコースで具体的に何ができて、何ができないのか
- 月額・年間一括・アプリ決済で総額がいくら変わるのか
- テキスト代は本当にかかるのか(無料と有料の境目)
- 解約したときに返金されるのか、されないのか
- 14日間無料体験を「無料のまま」終える条件
- 塾・家庭教師と併用すべきか、単独で使うべきか
読み終える頃には、ご家庭の状況で申し込むべきか・見送るべきかを自分で判断できる状態になります。料金や仕様は公式サイトの公開情報(2026年7月27日調査時点)に基づいて記載し、私が確認できていないことは「確認できない」と正直に書いています。
スタサプのベーシックコースとは?
🔰 この章でわかること
「ベーシック」という名前から、上位プランの下位版だと誤解される方が多いコースです。実際には、スタディサプリの個人向けサービスの中核そのものにあたります。まずは位置づけと共通仕様を押さえておきましょう。
ベーシックコースは授業が見放題になる個人向けの中心コース
📌 定義:一言でいうと
ベーシックコースとは、スタディサプリの映像授業(通称「神授業」)と、それに対応する演習問題・テキストを、契約期間中すべて利用できる有料コースです。小学講座・中学講座・高校講座・大学受験講座のいずれにも同名のコースが用意されており、料金体系も共通しています。
ポイントは「学年で区切られない」ことです。高校講座では7教科26科目4万本の授業が見放題と案内されており、高校生が中学内容までさかのぼる、あるいは中学生が先取りするといった使い方が同一料金の中でできます。この設計は、学年別に教材が届く従来型の通信教育とは根本的に違う部分です。
サービス全体の成り立ちや他社との比較はスタディサプリそのものの仕組みと注意点にまとめています。本記事は「ベーシックコースという契約単位で何が手に入るのか」に絞って解説します。
4講座に共通する仕組みとアカウントの考え方
🔍 講座が違っても共通している5つの仕様
- 料金:月額2,178円(税込)/12か月一括払い21,780円(税込)
- 初期費用:小学講座の料金比較では入会金・教材費不要と案内。各講座とも通信料・テキスト冊子などのオプション費は別途
- テキスト:PDFダウンロードは無料、冊子は1冊1,320円(税込・送料込)
- 無料体験:初回の方は14日間(申し込み日を含む)
- アカウント:契約を管理する「サポートWeb」と、学習する「学習Web」の2種類
- 視聴環境:Webブラウザとアプリの両方に対応。通信環境が不安な場合は動画のダウンロード機能も使えます
この2アカウント制は、申し込み直後につまずきやすい部分です。支払いや利用停止の手続きはサポートWeb側でしかできません。お子様が学習Webにログインできても、保護者がサポートWebの情報を把握していないと、解約時に慌てることになります。
合格特訓コース終了で「選ぶ」余地は小さくなった
⚠️ 2つのコースが相次いで提供終了しています
| 終了したコース | 内容 | 提供終了日 |
|---|---|---|
| 合格特訓コース(大学受験講座) | 講師陣監修の学習プラン+現役大学生によるコーチング | 2026年3月30日 |
| 個別指導塾オンライン中学講座 | 中学生向けのオンライン個別指導 | 2025年3月30日 |
さらに法人向けの『スタディサプリ学習塾向けサービス』も、2026年3月30日をもって提供終了とされています。いずれもリクルートの公式サイトで公表されたリリースで、事業環境の変化やサービスの利用状況などを総合的に判断した結果と説明されています。合格特訓コースは2017年3月から約8年間提供されていました。
つまり現在、個人が申し込む有料コースは実質ベーシックコース中心という状況です。「人に伴走してほしい」というニーズは、スタサプ内では埋めにくくなったと考えます。合格特訓コース終了後に検討できる代替手段も別記事で整理しています。
ベーシックコースの料金と支払い方法
💰 この章でわかること
スタサプの料金は「月額2,178円」と紹介されることが多いのですが、選ぶ決済手段によって年間総額は最大で1万円以上変わります。ここが最も損得の出る部分なので、先に全体像を数字で見てください。
月額・12か月一括・アプリ決済で年間総額はいくら違うのか?
🧮 支払い方法別・年間総額の比較
| 支払い方法 | 表示価格 | 12か月分の総額 | 一括払いとの差額 |
|---|---|---|---|
| 12か月一括払い(クレカ) | 月あたり1,815円 | 21,780円 | — |
| 月額払い | 月額2,178円 | 26,136円 | +4,356円 |
| アプリ決済(App Store/Google Play) | 月額2,800円 | 33,600円 | +11,820円 |
公式サイトでも、12か月一括払いは2か月分にあたる4,356円分お得と案内されています。一方でアプリ決済は月額2,800円と別価格で、12か月使うと一括払いより1万円以上高くなる計算です。総額は当サイトが公表価格から単純計算した参考値です。
📝 費用に関する注記
本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。表示価格はWebサイトでの受講申し込み手続きをした場合に適用されるものです。
請求日の数え方と重複請求が起きるケース
❗ 「月」の数え方は暦月ではありません
公式の説明では、月々の利用料金は「受講申し込み日」を基準日として1か月単位で請求されます。15日に申し込みを完了した場合、翌月14日(申し込み日付の前日)までが「1か月」という数え方です。月末締めではないため、「今月末で切ればいい」と考えると1か月分余計に請求されることがあります。
もう一つ見落とされがちなのが、利用停止後に同じ月のうちに別の決済手段で再度申し込むと、月額料金が重複して発生するという点です。カード決済からアプリ決済に切り替えるようなときは特に注意してください。決済手段ごとの違いと選び方を先に確認しておくと、この事故は防げます。
テキスト代は必須ではないが、検討対象にはなる
💳 テキストの費用構造
- PDFダウンロード:無料(通信料・印刷費は自己負担。一部ダウンロードできないテキストもあります)
- 冊子購入:1冊1,320円(税込・送料込)/決済はクレジットカードとコンビニ決済のみ
- 講座によっては冊子を販売していない、または在庫切れの場合があります
- 小学講座のテキストは小学4年生以上が対象で、小1〜小3にはテキストが付きません
公式サイトでは、テキスト利用者の学習時間が非利用者の倍以上になったというデータも紹介されています。ただしこれは調査時期・対象が公表されていない自社サービス内の比較であり、「買えば学習時間が倍になる」という因果関係を示すものではないと私は受け止めています。もともと熱心な生徒が冊子を買っている可能性を切り分けられないからです。
あわせて押さえておきたいのが返品条件です。公式の表記では、決済が完了した冊子の取消・変更・返品は一切行えず、交換に応じるのは汚損・破損・乱丁・落丁があった場合に限られます(商品到着から1か月以内の連絡が必要)。
費用を抑えたいなら、まずPDFを数週間使い、続きそうな科目だけ冊子に切り替えるのが現実的です。PDFを印刷する手順と実際にかかる費用を先に把握しておくと、冊子との比較がしやすくなります。
それでも冊子にすべきか迷う方は、1冊1,320円を払う価値がある科目の見分け方を判断材料にしてください。
講座別に見るベーシックコースの中身
📋 同じ料金でも中身の設計思想は違います
料金と仕組みは4講座で共通ですが、授業の長さも、狙っているゴールも異なります。ご家庭の学年に該当する部分だけ読んでいただいて構いません。
小学講座は「わかる」を最短で作る設計
🔰 小学講座の要点
- 1回約10分の授業と確認ドリルの組み合わせ
- 全科目に授業テキスト・演習問題付き(小4以上)
- 公式サイトの月額料金比較は、文部科学省の調査から小学校の学習塾費と通信教育・家庭教師費(いずれも支出者平均額)を児童数で加重平均し、月額に換算して作成されたもの
10分という長さは、集中力が持続しにくい小学生にとって理にかなっていると考えます。ただし小1〜小3はテキストが付かないため、机に向かう習慣づくりという意味では手薄です。中学受験に使えるかどうかは範囲との相性次第なので、中学受験でスタサプがどこまで通用するかを別途ご確認ください。
中学講座は定期テスト対策に振り切っている
✅ 中学講座で目を引く3点
- 定期テストに必要な全9教科で教科書対応。技術・家庭、美術、保健体育といった実技4教科までカバーしています
- 公式表記では授業は1回約5分(注釈付き)の要点解説。用途で長さが分かれ、高校受験など応用力を養う講座は1回約27分の本格的な解説になります
- 「定期テスト厳選予想問題」に加え、英検®対策の動画・過去問演習・単語レッスンが用意されています
実技4教科まで映像で対応している教材は、私の知る範囲でも多くありません。内申点が高校入試に直結する地域では、ここは実務的に大きな価値があります。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。当該コンテンツは同協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
高校講座・大学受験講座は「量」が武器
📊 高校講座・大学受験講座の要点
- 1回約10分のプロ講師の授業
- 7教科26科目4万本の授業が見放題(公式表記。講座は改訂で入れ替わります)
- ベーシックレベルから受験レベルまで、レベル別に講座が用意されている
- 全学年見放題のため、高校の内容でつまずいたときに中学範囲まで戻れる
- すべての講義に講師監修のオリジナルテキストが用意されている
「英語超入門」「英単語入門」「中学総復習」といった講座まで含まれている点は、実は受験指導の現場で最も価値がある部分だと考えます。高3で伸び悩む生徒の原因は、多くの場合もっと手前の学年にあるからです。学年別の総額感は高校生の場合にかかる費用の内訳で整理しています。
公開されている大学合格実績の読み方
📊 実績ページには明確な掲載基準がある
大学受験層の方が最も気にするのが「実際に受かるのか」だと思います。スタディサプリは大学合格実績のページで全国からの合格報告を公開していますが、ここで必ず確認しておきたいのが掲載条件です。
- 掲載されるのは受験直前6か月間に3か月以上の会員登録があり、受講時間が30時間以上あった会員の合格校のみ
- 掲載大学は会員の志望校登録数の順位に基づいて並んでいる
- 合格者の声は報告時の内容をそのまま掲載しており、現在のサービス内容と異なる場合がある
私がこの基準を重要だと考える理由は2つあります。ひとつは、一定以上使った人だけを母集団にしているため、「登録したが使わなかった人」を含む全体像ではないこと。もうひとつは、合格者の声の中には終了した合格特訓コースへの言及も混ざっており、今から申し込む人が同じ体験を再現できるとは限らないことです。
実績そのものを否定する意図はありません。ただ、掲載基準を読まずに数だけを見ると判断を誤ります。「30時間以上使えばこの層に届く可能性がある」という必要量の目安として読むのが、最も実務的な使い方だと考えます。
ベーシックコースが効く生徒・流れる生徒
💬 ここからは私自身の指導経験に基づく話です
ここまでは公式情報の整理でした。ここからは、スタディサプリを併用している生徒を実際に指導してきた立場から、公式サイトには書かれていない現実をお伝えします。
「見放題」は強みであり、同時に最大の落とし穴
🗣️ 私が現場で見てきた分岐点
4万本という数字は、裏を返せば「何をどの順で見るか」を自分で決めなければならないということです。しかもスタサプの講座は科目の中がさらにレベル別に分かれていて、英語ひとつ取ってもベーシックレベルからトップレベルまで並びます。私が現場で最も多く見た失敗は、サボりではなくレベルの選び間違いでした。学校の進度に合わせて上位レベルを選び、3回目で理解が追いつかなくなって開かなくなる。この離脱は、初回の選択の時点でほぼ決まっています。
逆に、スタサプで明確に伸びた生徒には共通点がありました。視聴する講座とレベル、そして週あたりの本数を、誰かと事前に決めていたことです。私は併用生徒に対して、最初の1本は必ず「簡単すぎると感じるレベル」から始めるよう指示していました。
逆に「とりあえず入れておいた」というご家庭では、最初の2週間で数本見て、あとは開かなくなるパターンが目立ちました。これは生徒の意志が弱いという話ではありません。選択肢が多い教材ほど、選ぶ作業そのものが心理的コストになるという、ごく普通の構造の問題です。
だからこそ私は、併用生徒には「今週見るのはこの3本だけ」と本数で区切ることを勧めてきました。逆に言えば、その役割を担う人が家庭にも塾にもいない場合、ベーシックコース単体で成果を出すのは難しいと考えます。
コーチングが消えた今、伴走役をどこに置くかが重要論点
💡 業界経験者としての見立て
合格特訓コース、個別指導塾オンライン中学講座、学習塾向けサービスが相次いで終了したことで、スタサプは「教材を提供するサービス」に純化したと私は捉えています。合格特訓コースは現役大学生によるコーチングを含み、2017年から約8年続いたうえでの終了でした。人を介するサービスは、担当者の採用・研修・管理がそのまま原価に乗ります。月2,178円という映像教材の価格帯と同じ器で維持し続けるのは、事業として無理があったのだろうと考えます。
実務的な結論はシンプルです。伴走役は外に置く。学校の先生でも、保護者でも、週1回の個別指導でも構いません。スタサプを授業の代わりに使い、演習の管理だけ人が見る。この分担にすると、費用対効果は一気に上がります。登録から成績アップまでの具体的な運用手順も併せてご覧ください。
「見た本数」ではなく確認テストで管理する
💡 内蔵機能の中で、私が唯一「管理に使える」と考えるもの
映像学習で最も怖いのは、見ただけで理解した気になることです。ここでスタサプに標準搭載されている確認テストと王冠マークが効いてきます。公式の説明では、確認テストを全問正解すると王冠マークが付き、全問正解でない場合はチェックマークのみが付く仕組みです。まなレポでは視聴時間・視聴回数・回答数・正答率も確認できます。
私が家庭に勧めてきた運用はシンプルです。進捗の確認を「何本見たか」ではなく「王冠がいくつ付いたか」に置き換えること。視聴時間は増やそうと思えばいくらでも増やせますが、王冠は正解しない限り付きません。保護者が中身を理解していなくても機能する、数少ない客観指標です。
正答率は学習日ごとの合計で計算されるため、その日の確認テストに全問正解しない限り100%にはなりません。この仕様を知らないと数字だけ見て落ち込むので、家庭内で共有しておくことをおすすめします。仕組みの詳細は確認テストと王冠マークの使い方で解説しています。
公開情報から読み取れる「向き」の傾向
📊 教育費の平均から見る位置づけ
文部科学省の令和5年度 子供の学習費調査は、保護者が1年間に支出した子ども1人あたりの経費を学校教育費・学校給食費・学校外活動費に分けて調べたものです。スタディサプリ公式もこの調査を引用し、学習塾費・通信教育費の平均額と自社の月額2,178円を比較する形で価格優位性を示しています。
ここで私が申し添えたいのは、平均額との比較は「安さ」の証明であって「効果」の証明ではないということです。塾費用の中には、質問対応・進路指導・学習管理といった人的コストが含まれています。同じ土俵で比べているわけではない、という前提は持っておいてください。
比較するなら、「スタサプ単体」ではなく「スタサプ+伴走コスト」で見積もるのが実態に近いと考えます。たとえば週1回の個別指導や家庭教師を足す前提なら、月額2,178円にその費用を加えた額が、通塾との本当の比較対象になります。教材費だけで判断すると、あとから「結局もう一つ契約することになった」となりがちです。
ベーシックコースのデメリットと申し込み前の注意点
❌ この章では短所を隠さずお伝えします
安さと本数だけを見て申し込むと、後から「聞いていない」となりやすい部分が4つあります。順に確認してください。
質問できる相手がいない
📉 最大の弱点は双方向性のなさ
ベーシックコースは映像授業と演習の提供が中心で、個別の質問に講師が答える仕組みは含まれていません。コーチングが付いていた合格特訓コースが2026年3月30日で終了したため、スタサプ内で人に質問する手段は実質なくなりました。
わからない箇所が出たときに自力で調べ直せる生徒なら問題ありませんが、「どこがわからないかを言語化できない」段階の生徒には厳しい構造です。私の経験上、この線引きは学力よりも学習経験の量で決まります。
返金は原則なし。例外は2ケースだけ
⚠️ 返金ポリシーは必ず申し込み前に確認を
公式の返金ポリシーでは、お客様都合による契約の中途解約および残期間分の返金は原則として受け付けていないと明記されています。対応が可能なのは、12か月一括払いを契約している方の以下2ケースに限られます。
| 例外ケース | 条件 |
|---|---|
| 団体契約への乗り換え | 個人契約から学校等の団体契約に切り替える場合 |
| 高校・高専の卒業 | 在学中に申し込み・更新が発生した契約に限る |
さらに、決済発生日から問い合わせまでに10か月以上経過している場合は返金がありません。返金額は「支払額−(通常月額×利用月数)」で計算され、0円以下なら返金は発生しません。月額プランは返金対象外で、日割り返金も行われません。返金が発生する場合は「CASH POST」というサービスを利用して手続きする仕組みです。
返金が発生する場合も自動では振り込まれません。問い合わせフォームから申し出たうえで、案内メールと認証キーを使って自分で受け取り手続きをする流れです。返金額の計算基準日は「申し出た日」であり、返信を待っている間に減ることはないと明記されています(詳細は公式ヘルプの返金ページ)。
なお、小学講座から中学講座へなど進学時に契約がどう扱われるかについては、公式サイトの公開情報からは確認できませんでした。該当する時期が近い方は、申し込み前に公式窓口へ直接ご確認ください。
手続きの流れでつまずきたくない方は、解約・退会の正しい手順と返金条件を事前に読んでおくことをおすすめします。
利用停止と退会は別物で、手順も分かれている
🔺 「やめたつもり」で止まっていない事故が起きやすい
スタサプでは、有料コースの利用停止と、アカウントの退会が別の手続きです。利用停止をすると次回の請求予定日をもって解約となり、有料機能とテキスト冊子の購入ができなくなりますが、アカウント自体は残ります。完全にやめる場合は、学習Webの学習者ユーザーを退会させたうえで、サポートWebの退会手続きまで行う必要があります(各手順はスタディサプリ公式ヘルプに掲載されています)。
もう一点、2020年2月18日の価格改定前から利用していた方は、一度利用停止すると次回申し込み時に改定後の価格が適用されます。長く使っている方ほど、安易な停止・再開は避けたほうがよいということです。
14日間無料体験には明確な適用条件がある
❗ 条件を外すと初月から課金されます
- 初回の方のみが対象
- Webサイトから、クレジットカード決済で受講申し込み手続きをした場合のみ適用
- 14日間には受講申し込み日が含まれる(申込日が1日目)
- 料金を発生させないためには、無料体験終了の24時間前までに利用停止手続きが必要
- 無料期間が設定されている場合、基準日は無料期間満了の「翌日」になる
アプリから申し込むと無料体験の対象外になる、という点が特に見落とされやすいところです。条件の全体像は14日間無料体験の全条件をまとめた記事で細かく解説しています。
向いている人・向いていない人と、申し込みの手順
⚖️ ここまでの情報を判断材料に変えます
料金・中身・弱点を踏まえて、どんなご家庭に合うのかを整理します。当てはまらない場合は無理に選ばないほうがよい、というのが私の立場です。
ベーシックコースが向いている人
⭕ こんなご家庭には費用対効果が高いと考えます
- 学校の授業の復習手段がほしい:つまずいた単元をその日のうちに見直せます
- さかのぼり学習が必要:学年をまたいで見放題という設計が最も活きる場面です
- 定期テストの点数を上げたい中学生:実技4教科まで対応している点は他にあまりありません
- すでに塾や家庭教師がいて、家庭学習の教材を足したい:伴走役が確保されている状態が理想形です
- 部活等で通塾時間が取りにくい:短い授業単位で隙間時間に組み込めます
ベーシックコースが向いていない人
❌ 別の手段を検討したほうがよいケース
- 質問対応が学習の中心になっている:現在のスタサプでは代替できません
- 学習計画を立てる人が家庭内にいない:教材の量が逆に負担になります
- 強制力がないと机に向かえない:映像は「見ないこと」を止める仕組みを持ちません
- 志望校別の細かい対策を求めている:汎用教材である以上、個別最適化には限界があります
この4つに当てはまるなら、対人指導のある選択肢と比較したうえで決めるべきです。費用感を横並びで見たい方は、塾・家庭教師サービスを条件別に比較したランキングが判断材料になります。
📖 実際に使った人の声はどうか
公式サイトには定期テストの点数が上がったという利用者の声が掲載されていますが、これは掲載側が選んだ事例である点を差し引いて読む必要があります。良い評価と厳しい評価の両方を突き合わせたい方は、全4講座の口コミ・評判を検証した記事で実態を確認してください。
※PR・広告/※公式サイトで最新情報をご確認ください
申し込みから受講開始までの流れ
🧭 無料体験を無駄にしないための手順
14日間無料体験の適用条件は「Webサイト」かつ「クレジットカード決済」です。アプリからの申し込みでは対象外になります。
登録メールアドレスがサポートWebのアカウントになります。解約時に必要なので、この時点で必ず控えてください。
「講座一覧」から科目とレベル、単元を選択します。まずは冊子を買わず、PDFで試すのがおすすめです。
公式も無料体験期間中に一定の頻度で受講してみることを勧めています。ここで習慣が付くかどうかが判断材料になります。
継続する場合は、12か月一括払いに切り替えるかどうかを同時に検討します。合わないと感じた場合の止め方は無料期間中の解約手順にまとめています。
よくある質問
❓ Q1. ベーシックコース以外に個人で選べるコースはありますか?
A. 大学受験講座の合格特訓コースは2026年3月30日をもって提供終了、個別指導塾オンライン中学講座は2025年3月30日をもって提供終了とリクルートから発表されています。そのため個人が申し込む有料コースは、実質的にベーシックコースが中心となります。最新の提供状況は公式サイトでご確認ください。
❓ Q2. 途中で解約したら残りの期間は返金されますか?
A. 公式の返金ポリシーでは、お客様都合による中途解約と残期間分の返金は原則として受け付けていないと明記されています。例外は12か月一括払いを契約している方の、団体契約への乗り換えと、高校・高専の卒業に伴う解約の2ケースのみです。月額プランは返金対象外で、日割り返金も行われません。
❓ Q3. テキストは必ず購入しないといけませんか?
A. 購入は必須ではありません。テキストはPDFを無料でダウンロードでき、自宅のプリンターやコンビニのマルチコピー機で印刷して使えます。冊子で欲しい場合のみ1冊1,320円(税込・送料込)で購入できます。ただし講座によっては冊子を販売していない場合や在庫切れの場合があります。
❓ Q4. 14日間の無料体験は誰でも使えますか?
A. 公式サイトでは、初回の方が対象で、Webサイトからクレジットカード決済で受講申し込み手続きをした場合のみ適用されると案内されています。14日間には受講申し込み日が含まれ、料金を発生させたくない場合は無料体験終了の24時間前までに利用停止の手続きが必要です。
❓ Q5. App Store決済やGoogle Play決済でも料金は同じですか?
A. 同じではありません。公式のご利用ガイドでは、ベーシックコースの月額は2,178円、アプリ決済の場合は月額2,800円と記載されています。またApp Store決済とGoogle Play Store決済はベーシックコースでのみ利用可能とされています。
❓ Q6. 利用停止をすると何ができなくなりますか?
A. 利用停止をすると有料機能が使えなくなり、テキスト冊子の購入もできなくなります。アカウント自体は残るため、再開したい場合はサポートWebから改めて決済すれば有料会員として利用を再開できます。なお2020年2月18日の価格改定前から利用していた方は、利用停止後の再申し込みで改定後の価格が適用される点に注意が必要です。手順は解約・退会の解説記事でも整理しています。
❓ Q7. 兄弟で1つの契約を共有できますか?
A. スタディサプリは契約情報を管理する「サポートWeb」と学習者が使う「学習Web」に分かれた構造ですが、1つの有料契約を複数の学習者で共有できるかどうかは、公式サイトの公開情報からは確認できませんでした。ご兄弟での利用を検討している場合は、申し込み前に公式窓口へ直接ご確認ください。
まとめ:スタサプのベーシックコースは「教材」として割り切ると強い

🎯 この記事の結論
ベーシックコースは、月額2,178円(12か月一括なら月あたり1,815円)で映像授業と演習が学年をまたいで使える、スタディサプリの中核コースです。コーチング付きコースが終了した今、これは「安いプラン」ではなく「サービス本体」だと考えるのが実態に合っています。
判断のポイントはひとつです。伴走する人が確保できているか。確保できているご家庭にとって、この価格帯の教材は非常に強力です。そうでない場合は、教材ではなく人の手当てを先に考えるべきだと私は考えます。
📌 記事の要点を5行で
- 料金は月額2,178円/12か月一括21,780円/アプリ決済2,800円で、年間総額は最大11,820円の差
- 入会金・教材費は不要。テキストはPDF無料、冊子は1冊1,320円(税込・送料込)
- 合格特訓コース等の終了(2026年3月30日)により、個人向けは実質ベーシックコース中心
- 中途解約の返金は原則なし。例外は12か月一括払いの団体契約乗り換えと高校・高専卒業のみ
- 14日間無料体験はWeb申込+クレカ決済が条件。停止は終了24時間前までに
⚖️ 最終確認:3つの質問で判定する
| 質問 | はい | いいえ |
|---|---|---|
| 視聴内容を一緒に決める人がいる | 適性あり | 要検討 |
| わからない点を自力で調べ直せる | 適性あり | 要検討 |
| 復習・さかのぼりが主な目的である | 適性あり | 要検討 |
3つとも「はい」なら、この価格帯で得られる価値は大きいと考えます。「いいえ」が2つ以上なら、教材の前に伴走役の確保を優先してください。
📝 進路選択に関する注記
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。個別の契約条件については公式窓口にご確認ください。
🗝️ 迷っているなら、まず14日間で相性を確かめる
ここまで読んで「合いそうだ」と感じたなら、次の行動は申し込みではなく相性の確認です。Webサイトからクレジットカード決済で申し込めば14日間の無料体験が適用されるので、実際に授業を見て、続けられそうかを判断してください。
※PR・広告/※公式サイトで最新情報をご確認ください
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🎓 執筆者プロフィール
kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)
専門領域:中学受験/高校受験/大学受験/中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害の学習支援
この記事を書く資格があると考える理由:中学時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高等学校に進学、慶應義塾大学経済学部在学中は同塾で多数の受験生を指導しました。指導歴は10年を超え、現在もプロ家庭教師として現場に立っています。スタディサプリを併用している生徒を実際に指導してきた経験があり、映像授業が機能する条件と機能しない条件を、教材の外側の環境まで含めて見てきました。本記事はその経験と、公式サイトの一次情報の突き合わせによって執筆しています。
📝 調査概要
- 調査対象:スタディサプリ ベーシックコース(小学講座・中学講座・高校講座・大学受験講座)の料金体系、提供内容、契約条件、返金ポリシー
- 調査方法:スタディサプリ公式サイト(各講座ページ・ご利用ガイド・特定商取引法に基づく表記・よくある質問・返金ポリシー)の調査、株式会社リクルートの公式リリースの確認、文部科学省統計資料の確認、著者の指導経験に基づく考察
- 調査実施日:2026年7月27日
- 情報の限界:著者はスタディサプリを併用する生徒の指導経験はありますが、著者自身が有料会員として全講座を受講した検証は行っていません。個々の講座の内容評価、講師ごとの指導内容の詳細、実際の成績変化に関する統計的な検証は本記事の範囲外です。また、キャンペーン価格や講座ラインナップは変更される可能性があり、記載内容は調査実施日時点のものです。冊子テキストの在庫状況や販売有無は講座ごとに異なり、個別の確認は行っていません。1契約を兄弟で共有できるか、進学時に契約がどう扱われるかについては、公開情報からは確認できませんでした。
- 利益相反の有無:本記事にはアフィリエイトリンクが含まれ、リンク経由の申し込みにより当サイトに紹介料が発生します。ただし、掲載内容・評価はスポンサーの影響を受けておらず、デメリットも含めて記載しています。
📚 参考文献・引用元
- スタディサプリ公式サイト 各講座の受講料・講座紹介ページ(https://studysapuri.jp//2026年7月27日参照)
- スタディサプリ 大学合格実績(https://studysapuri.jp/course/entrance-exam/result//2026年7月27日参照)
- スタディサプリ公式ヘルプ 返金について(https://recruit-help.jp/sapuri/s/article/100003971/2026年7月27日参照)
- スタディサプリ公式ヘルプ 利用停止(解約)について(https://recruit-help.jp/sapuri/s/article/000001040/2026年7月27日参照)
- スタディサプリ公式ヘルプ 学習状況の見方・王冠マークについて(https://recruit-help.jp/sapuri/s/article/000002034/2026年7月27日参照)
- スタディサプリ公式サイト ご利用ガイド、特定商取引法に基づく表記、よくある質問、返金ポリシー(https://studysapuri.jp//2026年7月27日参照)
- 株式会社リクルート ニュースリリース「『スタディサプリ大学受験講座』の『合格特訓コース』、サービス終了のお知らせ」(https://www.recruit.co.jp//2026年7月27日参照)
- 株式会社リクルート ニュースリリース「『スタディサプリ個別指導塾オンライン中学講座』、サービス終了のお知らせ」(https://www.recruit.co.jp//2026年7月27日参照)
- 株式会社リクルート ニュースリリース「『スタディサプリ学習塾向けサービス』、提供終了のお知らせ」(https://www.recruit.co.jp//2026年7月27日参照)
- 文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」結果の概要(2026年7月27日参照)
- 消費者庁「景品表示法」(2026年7月27日参照)
🏷️ 更新情報
公開日:2026年7月27日/最終更新日:2026年7月27日
※情報変更があった場合は随時更新します。



