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スタサプ英文解釈は使える?講座の実力と使い方を元塾講師が解説

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🎓 この記事を書いた人

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格、慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在は中学受験から大学受験・浪人生までを担当しています。英語を「文法は分かるのに長文が読めない」状態で持ち込まれる生徒を、これまで何人も見てきました。
プロフィール運営理念

🎯 結論

結論:スタサプの英文解釈編は、「英文法は一通り終わったのに長文が読めない」段階の受験生にとって費用対効果が非常に高い講座です。ただし、英文解釈編はトップ・ハイ・スタンダードの3レベルにのみ設置されており、ベーシックレベルには用意されていません。文法が固まっていない状態で飛びつくと消化不良になります。

英語の勉強を進めていて、単語も文法もやったはずなのに入試問題の一文が最後まで読み切れない——そんな手応えのなさでお悩みではありませんか。その正体はたいてい「解釈」の抜けです。

📋 この記事で解決できること

  • スタサプの英文解釈編で何を学ぶのか、英文法・長文読解と何が違うのか
  • 英文解釈編が設置されているレベルと、自分が選ぶべきレベルの判断基準
  • 英文解釈編を受けるための料金と、テキスト代の要否
  • 映像授業で英文解釈を学ぶときの限界と、それを埋める具体的な学習手順
  • スタサプの英文解釈が向いている人・向いていない人

読み終える頃には、「自分は今どのレベルの英文解釈編から始めるべきか」「何と併用すれば得点に変わるか」を自分で判断できる状態になります。

📝 情報の取り扱いについて

私はスタディサプリを併用する生徒の指導経験はありますが、英文解釈編の全講義を受講したわけではありません。講座の設置状況・料金はスタディサプリ公式サイトで2026年8月1日に確認した内容に基づき、学習法の部分は私自身の指導経験に基づく見解として書き分けています。本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教材の選択は、ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

私の早稲アカ講師時代の給与明細

早稲アカで働いていた証明として、当時の給与明細を載せておきます。

スタサプの英文解釈講座とは?

🔰 この章で分かること

「英文解釈」という言葉は、受験英語の中でもっとも輪郭がぼやけやすい用語のひとつです。まずはスタディサプリの中で英文解釈編がどの位置に置かれているのかを確認し、英文法・長文読解との役割の違いをはっきりさせます。

英文解釈とは英文の構造を正確に解析する作業

📌 英文解釈の定義

英文解釈とは、文法知識を使って一文の構造(主語・動詞・目的語・補語や修飾関係)を特定し、その文が何を言っているのかを正確に確定させる作業です。単語の意味をつなげて雰囲気で訳すのではなく、「この that は関係代名詞ではなく同格」「この分詞は後ろから名詞を修飾している」と根拠を持って判断する力を指します。

スタディサプリの高校・大学受験講座では、英語が文法編・英文解釈編・読解編・長文演習編などの分野別に分かれており、英文解釈編はこのうち「一文を正確に読む」段階を担当します。

英文法・長文読解との違いを一枚で理解する

🆚 3つの分野の役割分担

分野扱う単位ゴール
英文法ルール・4択問題ルールを知識として持つ
英文解釈一文初見の一文を構造から訳せる
長文読解文章全体論の流れを追い設問に答える

私が指導現場でいちばん多く見るのは、英文法から長文読解へ一気に飛んでしまった生徒です。文法問題集は解けるのに長文の設問で外す。この場合、原因は語彙でも速読でもなく、途中の英文解釈が空白になっていることがほとんどでした。

💬 教材構造から読み解く「解釈編」の役割

スタディサプリの英語が文法編・英文解釈編・読解編・長文演習編を別々の講座として切り分けている点は、教材設計として見るとかなり示唆的です。多くの参考書は「英文法」と「長文読解」の2冊構成で、解釈は長文の解説に溶け込ませています。分野を独立させるということは、解釈を長文演習の前に完了させる工程として扱っているということです。

この順序は守る価値があると私は考えます。解釈が終わっていない状態で長文演習編に入ると、解説を読んで「なるほど」と思う作業の繰り返しになり、初見の文に対する処理速度が上がりません。解釈編は長文演習編の前工程である——この一点を理解しているかどうかで、同じ講座を受けても伸び方が変わります。

なお「共通テストは速読重視だから解釈は不要」という誤解も根強いのですが、私は逆だと考えています。大学入試センターが実施する共通テストは分量が多く、一文ごとに立ち止まる余裕がありません。立ち止まらずに読めるのは、構造判断が自動化されている人だけです。解釈の訓練は「和訳するため」ではなく「和訳しないで読めるようになるため」に行うもので、その到達点が速読です。

英文解釈編があるのは受験学年の3レベル

⚠️ 高3向けの3レベルにしか置かれていない

公式サイトのレベル別講座一覧を確認すると、英文解釈編は高校3年生向けの講座として、トップレベル・ハイレベル・スタンダードレベルの3つに設けられています。基礎理解を担うベーシックレベルには設置されていません(2026年8月1日時点)。ベーシックレベル英語は高校英文法を網羅する33講の構成で、まず文法の土台を作る位置づけです。

さらに見落とされがちなのが学年です。高1・高2の通年英語は文法編・読解編・長文編という構成で、英文解釈編という区分そのものがありません。高2生が「解釈をやりたい」と思ったら、高3向けの講座を先取りして受けることになります。スタディサプリは全学年・全レベルが受講対象なので、この先取りに追加費用はかかりません。

つまり設計思想として、英文解釈は「文法を終えた人が受験学年で入る場所」と線引きされているわけです。ここを飛ばして受講すると講義についていけないのは、教材の欠陥ではなく想定どおりの結果だといえます。サービス全体の位置づけを先に押さえたい方はスタサプの料金・講座内容の全体像から確認するとつながりが見えます。文法講座そのものの比較は関先生と肘井先生の英文法講座の違いにまとめています。

スタサプ英文解釈のレベル別ラインナップと選び方

🧭 この章で分かること

同じ「英文解釈編」でも、トップ・ハイ・スタンダードで想定する志望校帯が違います。公式サイトが示すレベル区分を確認したうえで、私が現場で使っている簡易的な判定基準をお伝えします。

トップ・ハイ・スタンダードの対象と英語の分野構成

📊 レベル別の対象と英語の講座構成(高校3年生)

レベル想定する志望校英語の分野構成
トップ最難関国公立・最難関私立文法/英文解釈/読解/長文演習/リスニング/英作文
ハイ難関国公立・難関私立上記+英単語補充
スタンダード国公立・私立文法/英文解釈/読解/長文演習/和文英訳/自由英作文/英単語補充
ベーシック基礎理解英文解釈編なし(文法網羅33講)

出典:スタディサプリ公式サイト 講座一覧。なお英文解釈編の講義数と担当講師名は、公開情報の範囲では確認できませんでした。学習計画を立てる際は受講開始後に講座ページでご確認ください。

📈 受講順序と時期の目安

英文解釈編をいつ入れるか:受講ロードマップ 横軸=時期/バーの長さ=その分野に充てる期間の目安 高2冬 高3春 高3夏 高3秋〜 ①文法編 ルールを知識化 文法編/ベーシック ②英文解釈編 一文を構造で読む 英文解釈編(高3講座・先取り可) ③読解・長文演習編 文章を処理する 読解編/長文演習編 ④志望校対策 過去問・対策講座 大学別対策講座 重なり期間は「前分野の復習+新分野の予習」を並走させる区間。 解釈編が終わる前に長文演習へ移ると、解説を読んで納得するだけの学習になりやすい。 講座区分・受講対象学年の出典:スタディサプリ公式サイト 講座一覧(2026年8月1日確認)。 時期配分は著者(指導歴10年超)の指導経験に基づく推奨モデルであり、公式が定めた標準スケジュールではありません。

自分に合うレベルを見分ける3つの質問

💡 私が生徒に使っている判定法

レベル表を眺めても自分がどこに当てはまるかは分かりません。私は生徒に対して、志望校ではなく現状の読み方で判定するようにしています。以下の3問で答えが変わります。

  • Q1:公式の講座内容にある「文型と文の要素」「準動詞総合」を自分の言葉で説明できますか?→ できないなら、レベル選び以前に文法編(またはベーシック33講)へ戻る
  • Q2:分かるつもりで訳した文が、解答の和訳と食い違うことがありますか?→ あるならスタンダードレベルの英文解釈編が適所。ズレの原因は語彙ではなく構造判断です
  • Q3:「関係詞」「比較」の講義内容は既知なのに、抽象度の高い文だと意味がつかめませんか?→ ハイ以上で扱う難度の英文に触れる段階

志望校が難関だからトップレベルを選ぶ、という決め方はおすすめしません。解釈は背伸びがもっとも効かない分野で、構造が取れない状態で難文を浴びても「解説を読んで納得した」で終わってしまうからです。判定軸に公式の単元名を使っているのは、自分の主観ではなく講座側の到達基準で測るためです。

📖 解釈編「だけ」で足りる志望校帯・足りない志望校帯

ここは検索してもほとんど誰も書かないので、指導者としての見解をはっきり述べます。判断軸は志望校の偏差値ではなく、入試で「和訳・説明の記述」がどれだけ課されるかです。

  • 解釈編+長文演習編でほぼ足りる帯:設問が選択式中心の私大・共通テスト利用。構造が取れれば選択肢は切れるため、映像講義と自己採点で完結しやすい
  • 解釈編だけでは足りない帯:下線部和訳・内容説明が主戦場の国公立二次、一部難関私大。構造が取れることと、日本語で減点されない答案を書けることは別技能です

後者に該当するなら、スタディサプリは解釈の理解を作るためのコストの安い土台と割り切り、答案を見てもらう手段を別に用意するのが現実的だと私は考えます。この線引きを最初にしておくと、後述するデメリットも受け入れやすくなります。

レベルを行き来できるのがスタサプの強み

⭕ 全レベル見放題という設計の利点

スタディサプリは全教科・全学年・全レベルの講座がすべて受講可能で、前の学年に遡って学び直すこともできます。英文解釈編が難しければその場でスタンダードに落とす、逆に易しすぎればハイに上げる、という調整に追加費用がかかりません。

集団塾ではクラスを移るのに時期と席の制約がつきまといます。レベル選択を間違えても即座にやり直せるという点は、独学で英語を積み上げる受験生にとって想像以上に大きな利点だと私は考えています。ほかの科目も含めた講座選びは合格者の声から見たおすすめ講座の分析もあわせてご覧ください。

スタサプの英文解釈編を受けるための料金

🔢 この章で分かること

英文解釈編に単科の料金設定はありません。スタディサプリの料金体系は講座数ではなく契約単位で決まるため、費用の考え方は非常にシンプルです。公式サイトの表示価格をそのまま確認していきます。

月額2,178円で英文解釈編を含む全講座が見放題

💰 ベーシックコースの料金(税込)

支払い方法料金月あたり
月額プラン2,178円/月2,178円
12か月一括払い21,780円/年1,815円
入会金・初期費用不要

出典:スタディサプリ公式サイト(2026年8月1日確認)。12か月一括払いの表示価格は、Webサイトからの申し込み手続きの場合に適用されます。

この価格で受講できるのは英文解釈編だけではありません。公式サイトによれば7教科26科目・約4万本の講義がすべて見放題で、全講義に講師監修のオリジナルテキストが用意されています。英語1分野のために払う金額として見るか、英語以外も含めた学習環境の月額として見るかで、評価は大きく変わります。

12か月一括払いを選ぶと年間で4,356円の差になります。英文解釈は数週間で仕上がる分野ではなく、受験まで通年で使う前提なら一括払いのほうが合理的です。ベーシックコースで何ができるのか高校生の総額シミュレーションもあわせて確認しておくと判断がぶれません。

📝 費用に関する注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。公式の案内では、解約時の返金制度は原則設けられておらず、日割り返金は行われず月額プランは返金対象外とされています(団体契約への切り替えや高校卒業に伴う解約など、規約に定めのある場合を除く)。月額プランは申込日を起点に毎月自動更新される仕組みで、更新日をまたぐと次月分の料金が発生します。また利用を停止すると講義の視聴もできなくなるため、解釈編を途中まで進めた状態での解約タイミングには注意してください。

🆓 まずは中身を確認するところから

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※PR・広告/※料金・講座内容は変更されることがあります。公式サイトで最新情報をご確認ください。

英文解釈だけは紙のテキストを用意したほうがいい

🔺 英文解釈だけは「紙」を用意すべき理由

すべての講義には講師監修のオリジナルテキストが用意され、PDFでの無料ダウンロードが可能です。冊子版は有料の別売となっており、価格は変更される場合があるため申し込み前に公式サイトでご確認ください。

他分野なら画面だけで進めても大きな問題は起きませんが、英文解釈は英文に直接スラッシュを入れ、S・V・O・Cを書き込み、修飾のかかり先を矢印で結ぶ作業そのものが学習の中身です。私が家庭教師で英文解釈を扱うときも、必ず英文をプリントで渡して書き込ませます。手を動かさずに解説だけ聞いた生徒は、翌週ほぼ同じ文で同じ間違いをする——これは何度も見てきた光景です。自宅印刷で足りるのか冊子を買うべきかは、テキストは本当に必要かを検証した記事で判断できます。

スタサプ英文解釈の実力と限界

🔍 この章で分かること

ここからは公式情報の紹介ではなく、指導者として映像授業で英文解釈を学ぶことの相性を評価します。結論からいえば、英文解釈は映像授業ともっとも相性が良い分野のひとつだと私は考えています。

英文解釈は映像授業と相性が良い分野

🗣️ 業界経験者としての見解

英文解釈の授業は、板書で英文に印を入れながら「なぜここで切るのか」を実演する形式が中心になります。この実演を何度でも止めて巻き戻せるという点で、映像授業は集団授業より明確に有利です。

集団授業で英文解釈を扱うとき、私がいちばん苦しかったのは処理速度の差でした。前列の生徒が理解した瞬間に進めれば後列が落ち、後列に合わせれば前列が退屈する。解釈は一文ごとに「分かった/分からない」がはっきり出る分野なので、この差が他分野より露骨に出ます。各自が自分の速度で同じ講義を消化できる形式は、この構造的な問題をそのまま解消します。

公式サイトに掲載されている合格者の声(大学受験講座・英語の講義について/2026年8月1日参照)にも、文法から長文の読み方までを通じて英語の見え方が変わったという趣旨の感想が見られます。この「見え方が変わる」という感覚こそ、解釈の授業が機能したときに起きる典型的な変化です。全4講座の口コミ・評判の実態もあわせてご覧ください。

もうひとつ、講師の配置から読み取れることがあります。公式サイトで確認できる範囲では、肘井学先生がベーシックレベル英語、高1・高2の文法編・読解編、そして東京大学英語対策講座や難関国公立大英語対策講座までを担当しています。入門から最上位まで同じ講師が通っているということは、独学者にとって用語や記号の使い方が段階間で揺れないということです。参考書を出版社ごとに買い集めると、SVOCの取り方や「かたまり」の呼び方が微妙に食い違って混乱が起きます。この揺れが構造的に起きにくい点は、映像教材の見えにくい利点だと私は考えています。全教科の講師の顔ぶれを見ると、この一貫性は英語以外の科目にも共通しているのが分かります。

英語科の講師陣について確認できたこと・できなかったこと

📚 講師情報の確認範囲

高校・大学受験講座の英語は、関正生先生と肘井学先生が中心に担当しています。公式サイトで確認できる範囲では、関先生が高3スタンダードレベル英語<文法編>や英単語入門編、肘井先生がベーシックレベル英語、高1・高2の文法・読解編、東京大学英語対策講座や難関国公立大英語対策講座などを担当しています。両先生ともKADOKAWA・旺文社などから多数の英語参考書を出版しています。

一方で、英文解釈編の講座単位の担当講師までは、公開情報の範囲では確認できませんでした。受講前に公式サイトの講座一覧でご確認ください。どちらの先生の講義が自分に合うかは、関先生と肘井先生の違いを整理した記事が判断材料になります。

講義を受けただけでは解釈力は上がらない

✏️ 現場で見てきた失敗パターン

スタディサプリを併用している生徒を見ていて、英文解釈でつまずく子には共通点があります。「講義を見た数」を進捗だと思っていることです。

英文解釈は、講義で示された構造の取り方を自分の手で再現できて初めて力になります。授業中に納得した瞬間の理解は、翌日にはほぼ消えます。私が受け持つ生徒には、講義で扱った英文を翌日に何も見ずにもう一度構造分解させ、そのうえで音読させます。統計を取ったわけではありませんが、この二段構えを続けた生徒のほうが初見の英文に強くなる、という手応えを私は繰り返し感じてきました。

ここで注意したいのが、スタディサプリの確認テストや達成度の表示だけでは、解釈の再現性は測れないという点です。選択形式の設問に正解できることと、白紙の英文にS・V・O・Cを自力で振れることは別の能力です。進捗表示が埋まっていくと学習が進んだ実感を得られますが、解釈においてその実感は当てになりません。判定は「何も見ずに構造を振れたか」で行ってください。

これは講座の質の問題ではありません。解釈という技能の性質上、インプットとアウトプットの間に必ず自分の作業が必要だという話です。この点を理解せずに「スタサプで解釈をやったのに読めない」と感じている受験生は、かなり多いのではないかと感じています。

スタサプ英文解釈のデメリットと注意点

⚖️ この章で分かること

ここまでの評価は肯定的でしたが、英文解釈という分野に限ると、スタディサプリの仕組み上どうしても埋まらない穴があります。申し込む前に把握しておくべき点を正直にお伝えします。

和訳答案を添削してくれる人がいない

❌ 最大の弱点は記述の精度チェック

ベーシックコースは映像講義とテキストによる自学自習のサービスであり、記述答案の添削は含まれていません。国公立二次や難関私大の下線部和訳では、構造を取れていても日本語の詰めが甘くて減点される、という失点が頻繁に起こります。

これは自分では気づきにくい種類のミスです。私が現場で繰り返し見てきた減点パターンを挙げます。

減点パターン自己採点で見るべき点
係り受けの崩れ修飾語がどの語にかかるか、日本語でも一意に読めるか
代名詞の放置it・thisを「それ」のまま訳していないか
直訳のまま提出無生物主語・否定語の位置が日本語として不自然でないか
訳し漏れ冠詞・助動詞・比較の含意を落としていないか

この4点は自分でも点検できます。ただし「意味は合っているのに点にならない訳」を最終判定できるのは第三者だけだというのが私の立場です。志望校で和訳の配点が大きいなら、学校の先生に答案を見てもらう手段を必ず確保してください。

演習量は自分で確保する必要がある

⚠️ 講義本数と演習量は別物

英文解釈で身につけた型は、初見の英文を大量に浴びて初めて自動化します。講座内の例文だけでは、多くの受験生にとって量が足りません。市販の英文解釈系問題集や志望校の過去問を併走させる前提で計画を立ててください。

併用する市販教材は、講義を担当している講師の著書で揃えるのが最も無駄がないと私は考えます。関正生先生・肘井学先生はKADOKAWA・旺文社などから英文法・長文の書籍を多数出版しており、講義と同じ用語・同じ切り口で演習量だけを足せるからです。レベル別の選び方はポラリス全26冊のレベル別解説、演習不足全般の補い方は演習量の実態と市販併用術にまとめています。

強制力がなく、独学の継続力が前提になる

📉 続かない人には成果が出ない

月額2,178円という価格は、裏を返せば「行かなければ怒られる」仕組みがないということです。塾の週2回の授業が持っていた強制力は、ここにはありません。

私の経験では、英語が苦手な生徒ほど、解釈のような地味で成果が見えにくい分野から手が止まります。自分で学習を管理できないタイプなら、映像教材単体ではなく対面指導との併用を検討したほうが結果は出やすいと考えています。学習塾・家庭教師のおすすめランキングで併用先の候補を比較しておくと選択肢が広がります。

向いている人・向いていない人

✅ 向いている人

  • 英文法は一通り終わったが、長文になると読めなくなる
  • 塾に通っているが英語だけ解釈の授業がない
  • 自分で予習・復習の計画を立てて動ける
  • 低コストで英語の土台を作り直したい浪人生・再挑戦組

❌ 向いていない人

  • 文型や準動詞など基本文法が未定着(先に文法編・ベーシックへ)
  • 和訳の記述が合否を分ける志望校で、添削の手段が他にない
  • 誰かに管理されないと学習が止まってしまう
  • 質問にその場で答えてほしい

向いていないと感じた方を否定するつもりはまったくありません。合わない教材を無理に続けるより、必要な条件を満たす手段に切り替えるほうが受験では合理的です。

🧭 向き不向きを踏まえて比較したい方へ

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スタサプ英文解釈で成果を出すための使い方

🧮 この章で分かること

申し込んだあとに何をするか、まで決めておかないと教材は活きません。私が生徒に指示している手順を、そのまま独学用に落とし込んで示します。

4ステップで進める学習サイクル

📋 1講義あたりの回し方

① 予習:テキストの英文を自力で構造分解する
講義を見る前に、スラッシュとS・V・O・Cを自分で書き込みます。ここで詰まった箇所が、その講義であなたが回収すべき論点です。
② 受講:自分の分解と講師の分解を突き合わせる
ただ聞くのではなく、赤ペンで自分の印を修正します。合っていた箇所は飛ばして構いません。
③ 翌日再現:何も見ずにもう一度構造を取る
ここが最重要です。再現できなければ理解ではなく納得で終わっています。
④ 音読:構造を意識したまま繰り返し読む
返り読みせず、前から意味のかたまりで処理する感覚を体に入れます。回数より「構造を意識したまま読めているか」を優先してください。

これは私が生徒に指示している回し方で、公式が定めた標準的な進め方ではありません。所要時間は英文の難度と本人の習熟度で変わりますが、講義視聴の時間が全体の3分の1以下になっていれば配分としては健全だと考えています。逆に視聴時間が大半を占めているなら、それは学習ではなく視聴です。ほかの講座も含めた運用の型は登録から成績アップまでの全手順を参考にしてください。

💡 いつ始めるのが最適か

英文解釈編は高3向けの講座ですが、高3の4月に始めるのは私の感覚ではやや遅いです。解釈は身につくまでに時間がかかるうえ、その後に読解・長文演習・志望校対策が控えているためです。

目安としては、英文法を一周し終えた時点が開始のサインになります。多くの受験生にとってそれは高2の冬から高3の春にかけての時期です。全学年の講座が受講できる仕組みなので、高2生でも高3講座を先取りすることに制度上の障害はありません。逆に、高3の夏を過ぎて文法が固まっていない状態なら、解釈編に進むより文法編を短期で回し切るほうが得点は伸びやすいと考えます。順序を守ることが、結果的にいちばんの時短です。

まず無料で講義の空気を確かめる

🗝️ 相性は3分で分かる

英文解釈の講義は、講師の説明の切り口と自分の頭の動き方が合うかどうかで吸収率がまるで変わります。こればかりは口コミではなく自分の目で1講義見るのが最短です。

スタディサプリには無料体験(無料トライアルコース)が用意されており、期間中は有料講座を受講できます。適用条件は申込方法によって異なるため、無料トライアルの14日間の全条件を確認したうえで申し込むと無駄がありません。

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よくある質問

❓ Q1.スタサプで英文解釈だけを単科で受講できますか?

A. 単科販売はありません。スタディサプリはベーシックコースの契約ひとつで、英文解釈編を含む全教科・全学年・全レベルの講座が受講できる仕組みです(2026年8月1日時点、公式サイト)。逆にいえば、英文解釈編だけを目的に申し込んでも料金は変わりません。

❓ Q2.英文解釈編はどのレベルから受ければよいですか?

A. 英文法の基本ルールが入っているかが分岐点です。公式の講座内容にある「文型と文の要素」「準動詞総合」「関係詞」「比較」を自分の言葉で説明できないなら、先に英文法講座で土台を作るほうが結果的に速いと私は考えます。なお英文解釈編は高校3年生向けのレベル別講座に置かれており、高1・高2の通年英語は文法編・読解編・長文編の構成です。全学年の講座が受講できるため、高2のうちに高3講座を先取りすることもできます。

❓ Q3.英文解釈編にテキストは必要ですか?

A. すべての講義に講師監修のオリジナルテキストが用意されており、PDFで無料ダウンロードできます。冊子版は有料の別売で、価格は変更される場合があるため公式サイトでご確認ください。英文解釈は英文に構造の印を書き込みながら進める学習なので、印刷か冊子で手元に紙を用意することを私はすすめます。

❓ Q4.スタサプの英文解釈だけで難関大の和訳問題は解けるようになりますか?

A. 講義で解析の型は身につきますが、それだけで得点力が完成するとは考えていません。スタディサプリには記述答案の添削サービスがないため、和訳答案の精度は自分か第三者が確認する必要があります。学校や塾の先生に答案を見てもらう手段を並行して確保しておくと安全です。

❓ Q5.英文解釈編の担当講師は誰ですか?

A. 公式サイトの講座一覧では、高校3年生向けのトップ・ハイ・スタンダードの各レベルに英文解釈編が置かれていることは確認できますが、講座単位の担当講師名と講義数までは公開情報の範囲で確認できませんでした。高校・大学受験講座の英語は関正生先生と肘井学先生が中心に担当しています。受講前に公式サイトの講座一覧でご確認ください。

❓ Q6.英文解釈編は無料で試せますか?

A. 無料体験(無料トライアルコース)の期間中は有料講座を受講できます。ただし適用条件や期間の扱いは申込方法によって異なるため、無料トライアルの条件を確認したうえで申し込んでください。

まとめ:スタサプの英文解釈は文法を終えた人の最短ルート

インフォグラフィック

🎯 この記事の結論

スタサプの英文解釈編は、英文法を終えたのに長文が読めない受験生にとって、月額2,178円で埋められる最も効率的な穴です。ただし添削がないこと、演習量は自分で確保する必要があることは、申し込む前に受け入れておくべき条件です。

📌 記事の要点

  • 英文解釈とは、文法知識で一文の構造を確定させ、正確に読む技能
  • 英文解釈編は高3向けのトップ・ハイ・スタンダードに設置。ベーシックと高1・高2の通年英語にはない
  • 料金は月額2,178円、12か月一括なら月あたり1,815円。入会金は不要で全講座が対象
  • テキストはPDFで無料。冊子版は有料の別売で、解釈は紙への書き込みを推奨
  • 弱点は和訳答案の添削がないことと、演習量・継続の自己管理が必要なこと

⭕ こんな人は申し込む価値が高い

  • 文法問題は解けるのに長文で失点している
  • 塾では解釈を扱ってくれない
  • 予習・復習を自分で回せる
  • できるだけ費用を抑えて英語を立て直したい

❌ 先に別の手を打つべき人

  • 基本文法がまだ固まっていない
  • 和訳記述の配点が大きく、添削の当てがない
  • 一人だと学習が止まってしまう

🎁 次の一歩

ここまで読んで「自分は文法を終えた側だ」と感じたなら、迷う時間のほうがもったいないと私は思います。相性は1講義見れば分かります。

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🎓 執筆者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)
専門領域:中学受験・高校受験・大学受験/中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導

この記事を書く資格:指導歴は10年を超えます。中学生時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高等学校に合格、慶應義塾大学経済学部に進学しました。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はプロ家庭教師として個別に生徒を担当しています。英文解釈がボトルネックになっている生徒を実際に指導してきた経験と、スタディサプリを併用する生徒を見てきた経験の両方から、映像教材で解釈を学ぶ際の勘所を書きました。

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📝 調査概要

  • 調査対象:スタディサプリ 高校講座・大学受験講座(ベーシックコース)の英語・英文解釈編
  • 調査方法:公式サイトの講座一覧・料金ページ・よくある質問の調査/著者の指導経験に基づく考察
  • 調査実施日:2026年8月1日
  • 情報の限界:著者は英文解釈編の全講義を受講しておらず、講義内容の詳細な評価は行っていません。英文解釈編の担当講師名・講義数、冊子版テキストの価格は公開情報の範囲で確認できませんでした。また、利用者への個別ヒアリングや現地取材は実施していません。記事内の学習手順・時期の目安は著者の指導経験に基づく推奨であり、公式が定めた標準ではありません。
  • 利益相反の有無:本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。成果報酬が発生する場合がありますが、評価内容に影響を与えていません。

🏷️ 更新情報

公開日:2026年8月1日/最終更新日:2026年8月1日
※情報変更があった場合は随時更新します。